時として、商品にプレゼントの品物をくっつけて販売していることがある。よほどその品物が気に入れば別だけれど(そんなことはめったにない)、私はむしろプレゼント品の付いていないものを選ぶ。
以前職場に金融機関の担当者が来ていて、積み立てなどを頼まれて協力すると、お礼にと粗品をどっさり持って来てくれたりしたが、キッチンペーパーやラップフィルムのような必ず使う消耗品以外は有難迷惑だった(今はそのラップさえもほとんど使わない)。
ことほどさように「粗品」というものが好きではないのだけれど、過日いつもお世話になる「街の電気屋さん」から届いたこの週末の展示会の案内に、ご来場プレゼントとして「人気の天然酵母食パン」というのが載っていた。
パンが大好きな(なんだか以前にもまして好きになっている)私はどうにもそれが無視できず、すぐ購入する電気製品もないのに、ついふらふらと出かけてしまった。まあ、機能に問題はないものの、冷蔵庫が18年目に入っているので、次回購入品の検討も兼ねてということで・・・。
今朝は校区の老人会会長の打ち合わせがそこまでの途中にあるレストランであったので、ちょうど出かける良いきっかけにもなった。私のことだから、それがなければ、昨日と同じように、さすがにパンだけのために家を出ることはできなかっただろう。
というわけで、いただいてきたパン。
一人暮らしなのに2斤もどうするの?だが、いいのだ、じゃんじゃん食べるし、冷凍もするから・・・。
次の製品検討のために頂いてきたカタログ。どうせすぐ品ぞろえは変わってしまうだろうけれど。あまり先進の機能などいらない。冷蔵庫はコンセントをつないだらもう入れっ放しのものなので、私の求めるものは何と言っても省エネ性能だ。
あとは、現在のものは両開きドアだが、流しが冷蔵庫の右側にあるので、使い勝手から、今度は左開きの1枚ドアのものにしてみたいと思っている。現在のものが18年目ということを考えると、今度の冷蔵庫が私の人生の最後の冷蔵庫になるかもしれない。そう思うと、愛をこめて、慎重に選びたいなという気持ちになる。
ところで、昨日のエントリーに、わっとさん(id:watto)さんから”言い出しっぺ”の作品展の情報を知りたいというブクマをいただいた。拡散すれば本人も喜ぶと思うので、ご紹介させていただくことにした(わっとさんは、今まで私たちのグループが取り組んだPEACE展やチャリティーバザーに何度も足を運んでくださっている)。
2015年の夏、安保法案に反対して、たった一人で駅前でのサイレントスタンディングを始めた”言い出しっぺ”に続いて、私たちは毎日(顔ぶれは替わるが)思い思いのプラカードを持って駅前に立った。
9月19日未明、強引に法案は国会を通ってしまい私たちは挫折感を味わったが、活動の中で生まれた連帯感は簡単には消えず、その後も回数を減らしながらも抗議のスタンディングを続け、”言い出しっぺ”は「何か、文化祭みたいなのをやりたいね」と言い出した。それが2016年2月の、初のPEACE展として結実した。
このあと2017年2018年と3年連続してPEACE展を開催することになり、2019年には、政治的なところから離れた人々も巻き込んで、チャリティーアート展を開催した。
”言い出しっぺ”はもともと絵を描くのが好きだったらしく、この最初のPEACE展に昔描いたスケッチなどを出したところ、ギャラリーをしている人から個展をしないかと声がかかり、そこから彼のアーティストとしての活動が本格的になった。以来本業の英語教師とスタンディングの活動の合間を縫って、毎年自分の個展も開催している。
お近くの方、よろしかったらお立ち寄りください。