黛家は、北国の支藩とは言え、神山藩の筆頭家老を代々務める家柄で、三千石の大身である。その黛家の栄之丞・壮十郎・新三郎の三兄弟の物語で、三男坊新三郎の十七歳から、十三年後までを描く。 私が15年暮らした津軽の弘前城を思わせるような桜堤で物語は始…
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