今日は立冬だということだけれど、改めて「立冬」を調べてみて驚いた。立冬とはこの1日を言うのではなく、期間なのだそうだ。今年2020年で言えば、今日から21日までの期間が立冬だとのこと。69歳にして初めて知った。お恥ずかしい限り。
つばきや水仙が咲き始め、地が霜で凍り始める時期だと言う。冬の使者木枯らしもやってくる。ちなみにこの木枯らしは、西高東低の冬型の気圧配置になってから吹く風速8メートル以上の北寄りの風のことだそうだ。
ちょうどこの立冬のあたりに「亥の子の日」(旧暦10月の最初の亥の日で今年は11月4日)があって、地域によっては、亥の子餅を食べて収穫祝いや無病息災、子孫繁栄を祈願する習わしがあるようだ。
そして、陰陽五行説において「亥」は水にあたり火に強いとされているため、「亥の子の日」に「こたつ開き」や「炉開き」をすると火事にならないと言われ、暖房器具を準備する好機とされる。私自身は縁起をかつぐ習慣がなく、いつから暖房を準備するかは気分次第だ。そもそもエアコン暖房を利用していれば、暖房器具の準備という行為自体がない。便利だけれど、味気ないとも言える。
今年は新型コロナウイルスとともに迎える冬で、日本だけでなく世界が新しい体験をすることになる。果たしてどんな冬景色が見えてくることやら・・・。
懐かしい灯油ストーブ!