あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

秋はどこに?

しばらく涼しい日が続き、昨日は「秋はどこから」というエントリーを書いたのだけれど、今日はまた真夏日で、何日ぶりかでエアコンのお世話になっている。明日から10月だというのに、秋はどこに行ってしまったの?という気分だ。

 

こうしているうちに、ある日突然冬になってしまうのだろうか。日本人は微妙な季節の移ろいを愛でてきたのに、近頃の気候はどうも激しくて趣に欠けるような気がする。

 

千年前もこのような気候だったなら、清少納言はどんな枕草子を書いただろう。歌人たちはどのような歌を残したのだろう。いやそれ以前に、あのような髪形や衣装で、エアコンもなしにこんな過酷な夏を過ごせただろうか。熱中症でバタバタと倒れていってしまいそうだ。

 

激しい気候に、せちがらく余裕のない社会。現代人は、なかなか優雅に自然を愛でて和歌や文章をひねってはいられない。

 

来月は衆院選だという。このところの自民党総裁選の大騒ぎに、国民はなんとなく自民党が新しくなったような気分になって、また自民党を大勝させてしまうのだろうか。どんな世の中になるのやら、不安しかない。まだまだ政権交代などできようはずもない野党の状況だが、せめて与党が暴走できないように、与野党拮抗の状態に近づけたいものだ。

 

11月には、豊橋市でも市長選と市議会議員の補欠選挙がある。人々がどんな暮らしを望むのか、きちんと選挙に反映できるといいのだけれど。

 

 

(何年も前から使いまわしていて、どこで拾った画像か不明。文字はよんばば。)