あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

撤退や廃業寂しいですね

三連休の明けた火曜日、集金した小銭の入金に出かけた。先月通った時は変わりなかった喫茶店が、「売り物件」になっていた。経営者が高齢になり、後継者もいないため廃業されたらしい。

 



あまりに暑くて必要最低限しか外に出ず、毎日ウオーキングもひたすら家の中でグルグルしていたので、この日初めて今年の彼岸花を見た。

 

 

ここは咲いていたが、なまず池公園の大きな木の根元の彼岸花はまだ固い蕾だった。

昨日、最寄り駅まで行く途中で見た彼岸花もまだみんな蕾だった。彼岸の中日である祝日には終わっている年もあるくらいだから、今年はやはり暑くて秋が少し遅いのだろうか。

 

今日は少しお金をおろそうと、日本語教室に行くときに自分の口座のある金融機関のATMに寄った。ドアに鍵がかかっていて開かない。確かに9時を過ぎている。今日は休日でもない。特に故障の貼り紙もないが、諦めて日本語教室に向かう。

 

教室に着いてから、まだ早かったのでスマホで検索すると、その金融機関のそのATMは8月21日で業務を終了したとのことだった。家から一番近い場所にATMがあるからと思い、十数年前、勤務先に来ていた営業マンを通じて、その金融機関を年金の振込口座に指定したのに・・・。

 

スマホで得た情報によれば、イオン銀行のATMだと引き出しには手数料220円がかかるらしい。セブン銀行なら手数料不要らしいので、これからお金をおろす時はちょっと遠くても、セブンイレブンまで行かねばなるまい。営業マンが100円でもいいから新しい口座を作ってくださいと言っていた時代があったのに、銀行の周辺も様変わりだ。

 

昔はどの業種ももっとのんびりしていたのに・・・などと言うと老人の繰り言になって嫌だけれど、それにしても、世知辛い世の中になって、GAFAのような巨大企業はいざ知らず、企業も商店も大変だなあと思うことが多い。グローバル化の結果なのだろうか。

 

365連休などとうそぶいて、毎日が日曜日でのんびり暮らしていられる我が身が実にありがたいと思うが、本当にこれほど、生き馬の目を抜くようにしなければ生き残っていけないのだろうか。便利さや豊かさの追求を緩め、もう少し世の中全体が、さまざまな人を包摂しつつ、のんびりと暮らすというわけにはいかないのだろうか。