気持の落ち込むことがあって、パソコンに向かいキーボードに指を置いても、書けない日が続いていた。
物心つくと、親から「あなたは書くことが好きそうだから」と絵日記帳を与えられ、以来人生で何も書き記さずにいた時期はあまりなかったと思われるほど、常に何かしら書いていた。
まだ心は回復したわけではないが、この一週間ほどブログを書かずに暮らしていたら、なんだかあっという間に呆けてしまいそうな恐怖を感じ、自分にとってブログを書くということがいかに日々の張りになっていたかを再確認した。
かつては日記帳に、家計簿のメモ欄に、育児ノートに書いていたわけで、これからだってノートに書く、あるいはパソコンで書くにしても公開しないという選択肢もあるわけだが、誰かに読んでもらうという楽しさを知ってしまった今、ほんの備忘録に過ぎないものではあっても、やはりネット上のブログという形を取りたいと思う。
うつうつとしている間に、世間では新型肺炎騒ぎがますます深刻化し(なのになぜか学校は再開するらしいが)、愛でてくれる人がいなくとも花は咲き、令和元年度は終わろうとしている。
我が家のささやかな庭でも、いつの間にかフリージアが咲き始めていた。