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大人の戦隊ヒーロー物『TOKYO MER』

7月4日にスタートした『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車両で、危険な重大事故や災害・事件現場などに駆け付け、負傷者にいち早く救命処置を施す救命救急のプロフェッショナルチームの活躍を描くドラマだ。

 

赤塚東京都知事石田ゆり子)の肝いりで誕生したこのチームは、国際医療機関の医師として戦地で活動した経験を持つ喜多見医師(鈴木亮平)をチーフに、このプロジェクトを失敗させて赤塚知事をつぶそうと、厚労大臣(渡辺真起子)が送り込んだ厚労省のエリート医系技官音羽賀来賢人)の他、麻酔科医・研修医・臨床工学技士・看護師らからなる。

 

なにせ車の中で手術までできてしまうのだから、毎回、かつての『救命病棟24時』と『コード・ブルー』を合わせたような緊迫する内容だ。チームが動き出した当初はぶつかることの多かった東京消防庁レスキュー隊の千住隊長(要潤)とも、徐々に信頼と尊敬の心地よい関係ができつつある。

 

チーフを演じる鈴木亮平さんが圧倒的に頼もしい。回ごとに、弱点や問題を抱えながら奮闘するメンバーにもスポットが当たり、皆どんどんたくましく成長していく。厚労大臣の密偵だったはずの音羽も、なんだか喜多見にひかれ、また医療者としての使命感や喜びも大きくなってきている感じだ。

 

チームの指揮を執る危機管理対策室には、かつてレスキュー中に事故に遭い車椅子生活になった駒場橋本さとし)と赤塚知事の姿があり、チームの活動終了後、毎回スタッフの女性が「死者ゼロです!」と報告し、歓声が上がる。

 

もう展開はまるで水戸黄門か・・・いや権威を振りかざすわけではないので、戦隊ヒーロー物だと思う。ベタだとか言われそうだが、ぜひこのまま「死者ゼロです!」で突っ走ってほしいと思う。現実の世界がこんなディストピアなのだから、せめてドラマの中くらい、それぞれが自分の持ち場で最善を尽くす姿を描いてほしい。

 

厚労大臣も、ぜひどこかのタイミングで本来の使命に目覚めてほしいと思うが、ドラマでも政治家だけは死にでもしない限り性根は治らないのだろうか。

 

 

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第3話の立てこもり事件が発生した場所、東京のどこかの飲み屋街と思って見ていたら、なんとロケ地は豊橋の繁華街だった。