あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

3年ぶりの中学校訪問と不本意な支払い

地域の青少年健全育成会の総会に出席した。一昨年から様々な行事がコロナによって中止となり、卒業式も一昨年は式自体がなし、昨年は生徒と教師のみで来賓なしだった。今年はごくごく一部の来賓の招待ということで、地域の中学校に行くのは3年ぶりだ。

 

今日は薄曇りで、畑の中の道を20分あまり歩いて行くのにはちょうど良い。往復で今日のウオーキングのノルマも十分達成できる。暑いのでゆっくり歩いても良いよう、たっぷり余裕を見て家を出た。途中の畑の一部では、トウモロコシが実り始め、雌しべであるヒゲがいっぱい伸びていた。

 

滞りなく総会が終わり、再び畑の中の道をたどっていたら、途中、昔働いたことのある高齢者施設のそばを通るからか、何の脈絡もなく、かつてしたあれやこれやの仕事の場面が頭に浮かんだ。

 

わがままな私は、生活のためにどうしても働かなくてはならないシングルマザーの立場でありながら、仕事の内容や経営姿勢が自分の理想とあまりに合わないと我慢することができず、かなり職を転々とした。

 

豊橋に戻ったのは42歳。しかもなんの特技も資格も持ち合わせていない私は、すでにかなり求職は難しかった。それでも運にも恵まれたのか、なんとか、親を始め誰にも頼ることなく息子たちを育てることができた。

 

けれども、今日、突然歩いている私の頭の中に浮かんだかつての仕事の一場面は、どれも、もうとてもできないなと思うものであり、改めて現在ののんきな自分の立場を心からありがたいと思った。

 

仕事も納得できないとダメなように、お金を使うことについても、納得できることになら案外高額でもすんなりと払うのだけれど、納得できないものに払うのは金額の多寡にかかわらず嫌だ。

 

そんな性質から、ずっと支払いを拒否していたものがある。何年か前、保険の見直しをしてある保険会社の生命保険を止めることにした。年払いしていて、年の途中で解約しても残りの月の分の保険料は戻らないというので、新たな年の請求が発生しないタイミングで解約書類を請求した。

 

にもかかわらず、その会社はわざと間に合わないように書類の送付を遅らせてきた。ならばと、私は支払いに使っているカードの解約をしたのだが、なんと保険会社は例年年払い保険料を請求しているよりも一か月早くカード会社に請求するという卑劣な手段を講じていた。そのため、カードの最終請求月に年払い保険料が入ってしまった。

 

保険会社にもカード会社にも交渉したが取り合ってもらえず、私は最終手段として、引き落とし日に残高不足にした。かくして私はブラックリスト入りとなった。

 

そもそもが架空請求ではないかと、ずっと頑張ってきたのだが、最近になって、もしものことがあった場合、子供たちにやっかいな置き土産になってしまうし、たとえ私にこうした理屈があったにしろ、それを知らない彼らには、少額にしろ母が借財を負っていたとしか見えない。

 

弁護士を立てて闘うほどの額ではないし、第一面倒だ。この際身辺をきれいにしてしまおう!と、業腹ながら支払ってしまうことにした。

 

こんな話を読んでも呆れられるだけだろうけれど、せめて積年の腹立たしさを少しなりと収めたいと、書かせていただきました。お目汚しですみません。

 

 

だって、くやしいんだもんっ!   (mofutanさんのサイトより)