朝食の片づけをしながら何気なく窓の外を見ると、しおれた赤のアマリリスはまだたくさん茎について残っているのに、ずっと遅れて咲いた白のアマリリスが影も形もない。今まで気づかなかったけれど、こんなに白い方が花期が短かったのだろうかと少々いぶかしく思った。
そのあと水やりに出てみると、なんと白いアマリリスは茎の真ん中からポッキリ折れて花の頭を地面につけていた。風のせいだろうか。3つ付いている花のうち、2つはすでに疲れを見せているが、最後に咲いたと思われるものはまだ十分綺麗だ。このまま朽ちさせるのはかわいそうだと思い、その一輪を残して切り花瓶に生けた。
あまりに花が大きくて頭でっかち・・・。
このあと少し早く母の日の花束が届いて、テーブルの上は赤とピンクと白の競演となった。