あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

三度目の正直

今年の年末は珍しく孫も親の帰省先に帰ってくることになり、先週末に続き年末年始も帰省する次男も含め、暮れから元旦にかけて家族の集結ということになった。

 

いずれ2人の息子がそれぞれ家庭を作り、盆・暮れに帰省するようになったら、狭い我が家ゆえ、どちらか一組は近くのホテルに泊まってもらうようにするしかないなと考え、我が家の客用の布団は3組しか用意していない。

 

幸か不幸か今まで誰かしらが欠けて、全員が一斉に帰省という展開になることはなかったのだけれど、今回は総勢5人となり、一組布団が不足する。長男は寝袋を持参すると言うがそれもあまりなので、レンタルの布団を利用することにした。

 

まだ年末にはしばらく日があるし簡単に予約できるものと思っていたのだけれど、これが大誤算。もう年末の予約は一杯で受付を終了しましたと、2軒連続で断られた。仕方なく隣の市の布団店に問い合わせ、やっと確保することができた。こんなにレンタルの布団の需要があるとは思ってもみなかった。

 

昔、法事などで母の実家に行くと、子供だけでも7人も8人も集まって、夜などプチ修学旅行状態だった。日帰りできない遠方からの大人を入れると、いったい何人の人が泊まったのだろう。

 

田舎の大きな家だからたくさんの布団も収納でき、床をとることも可能だったのだろうけれど、それらの世話から食事の支度まで、当時は子供でただ楽しんでいたが、実家のお嫁さんはさぞかし大変だったことだろうなと、今はしみじみ感謝の思いを抱く。

 

青森の婚家も、かつて必要としたのであろうおびただしい夜具を所有していたが、幸い舅も姑も一人っ子状態だったのであまり親戚が泊まるということはなく、そういう点では救われていたと思う。

 

中学くらいから部活動が忙しくめったに来られなかった孫の来訪は、何年振りになるだろう。普段は老人の一人暮らしでシンとしたこの家も、この年末年始は賑やかなことになりそうだ。

 

 

ふかふかお布団・・・。  (grapeさんのサイトより)