あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

5年ぶりの卒業式

地域の中学校の卒業式。5年ぶりに招待状が届き、民生委員として出席させていただいた。

 

卒業生146名。私の頃は500人以上だった。当然ながら、卒業証書を一人ひとりに手渡すなどということは出来ず、クラス全員分を代表の一人が受け取るという形式だった。百数十人という規模なら一人ひとりの名前を読み上げ、全員が校長先生から直接証書を受け取ることができる。

 

一昨年は生徒は卒業生のみ、昨年は在校生は2年生のみだったそうで、今年やっとコロナ前の、在校生も全員参加の卒業式だった。生徒全員、卒業生の保護者、そして数十人の来賓が入っても、会場の体育館には余裕があり、これくらいがまとまりや温かみが感じられる限界かなという気がする。

 

新しい制服が導入されているので、卒業生のみ男子学生服、女子セーラー服で、在校生は新しい制服のブレザーにチェックのボトムというスタイル。そうか、4月からはこの地域から学生服とセーラー服が消えてしまうんだなと知る。

 

窮屈そうだし軍隊を彷彿とさせるし、学生服は嫌いだが、消えてしまうと思うとちょっと感慨深い。息子たちが学生服を身につけた時、十代の自分が忌避した学生服がまだしぶとく生き残っていたことに呆れたが、何十年もの時を経て、やっと表舞台から消える時が来たようだ(まだまだ日本中から消えるわけではないだろうけれど)。

 

今日は民生委員の定例会でもあったので、卒業式が終わるとすぐ校区市民館に移動して、民生委員の会議を開いた。省けることは省いてごく手短に行う。

 

そして、私はそのあと地域に戻って、見守り当番に協力してくれているメンバーの今年度の慰労会。ささやかなお弁当をメンバーと一緒にいただく。新しいスーパーが開店し、交通量が増えるからと心配したが、児童たちが関係する事故もなく、高齢のメンバーにも何事もなく、今年度の見守りを終えられそうで何よりだ。

 

体育館が寒かったので体はすっかり冷え切ってしまったが、15歳、いよいよ人生これから!という人たちの巣立ちの姿を見て、元気をもらう卒業式列席だった。

 

画像はイメージです(ネット上から拝借)。

 

お祝いの紅白餅