だいぶ日が経ってしまったけれど、先日のバス旅行の折りのフラワーパークでのことを書きたい。
花しょうぶ園はパークの一番奥に位置するので、かぞえ90歳の方のいる私たち3人は園内を巡るトレインに乗って行った(帰りはあちこち眺めながら徒歩)。小雨の中、さまざまな品種のしょうぶを眺めながら遊歩道を歩く。脇に人工ではあるが水路が流れているので、心地よい水音が絶えずしている。人はなぜ水の音にこうも癒されるのだろうと思う。
水は時に牙をむき、人の命も脅かすものだけれど、やはり生き物の命が水の中から生まれたからなのか、水の音を聞いたり水辺のある風景が目に入ったりすると、ほっと嬉しくなるような気がする。帰りの車中でも、バスの窓から太平洋の勇壮な姿が見えると嬉しくなった。
しょうぶ園はその水音に加えて、ウグイスやほかの鳥の声も聞こえる。花の良い香りもただよっている。365連休の恵まれた身で大してストレスがあるはずもない毎日ではあるが、寿命の延びる(いや、これ以上伸びては困るくらいだけれど)思いがする。
ストレスと言えば、ありがたいことに個人的なことではほとんどないのだけれど、悪政のせいで絶えず悩まされる。政府は医療費を抑えたいのであれば、この政治による国民のストレスを減らせば、病気にかかる人もだいぶ減るのではないかと思う。この12月で今までの健康保険証を廃止にするというが、現在の数パーセントの利用率でもしょっちゅう問題が起きているようなのに、そのあとどんな大混乱が起きることだろう。
私はとことんまでマイナンバーカードは持たず、抵抗するつもりでいる。1年間の猶予期間に、マイナカードの利用率が上がって混乱が起き、結局中止するよりなくなるのではないか・・・と期待している。
マイナ保険証の代わりとなる資格確認書の発行はどんな形になるのか。今の保険証のように該当者に自動的に送られてくるのであればいいが、自分で申請に出向くとなれば、歩行の困難な人や施設に入っている人への対応はどうするつもりでいるのだろう。
次から次へと国の根幹にかかわるような重大なことが、きちんと調べられもせず、法に照らして裁かれることもなく、国会に諮りもせず、一部の人だけでどんどん決められていってしまう。情報公開請求をすれば真っ黒クロの何も分からないものしか見せない。
日本人は「まあ、まあ、まあ・・・」とうやむやにし水に流すのが大好きだけれど、こうした悪事を水に流してしまっていいのか。放射能汚染水からこうした悪事のもろもろから、流される水のほうはたまったものじゃない!と思っていることだろう。
2024年の花博は6月16日まで。
園内を巡るトレイン