あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

驚いたこと

昨日書き忘れたけれど、市役所に行くのに駅前から路面電車に乗ったら、料金が200円に値上がりしていた。時々しか使わないので、このごろは使うたびに値上がりしているような気がする。

 

それで調べてみたら、2019年に150円から180円に値上がりしていた。それが30年ぶりの値上げというニュースになっていたので、私の「市電はずっと150円」という印象は間違っていない。豊橋に戻ってきた時からずっと路面電車の料金は150円だったのだ。

 

それが30年ぶりに180円になったと思ったら、今春からまた上がって200円。このところの値上げラッシュで世間も抵抗なく受け入れてしまったのかも知れないが、ちょっと計画性のなさというか見通しの甘さを感じてしまう。

 

地方都市の公共交通は、どこも経営が非常に困難になっているようだけれど、高齢化社会で運転免許証の返納を進めれば、ただでさえ身体機能や体力の低下している高齢者は、ますます外出しにくくなってしまう。

 

もうそれぞれの企業や自治体任せでは解決は難しく、国レベルで根本的な改革が必要ではないかと思う。交通だけではなく、道路や水・電気といった生活インフラも、これからどんどん保守・改修が必要になってくるだろう。

 

公共の財産を民間に切り売りして、自身の任期中に儲けることに熱心な政治家は多いが、誰かこうした長期的な視野で国の将来を考えているのだろうか。縦割り意識の強い省庁は、自分たちの管轄している範囲しか考えないだろうし・・・。

 

市井の片隅のいち婆にすぎない私でも、この国の未来は心配でならない。国を左右する力を持つ立場の人たちは、どうかどうかこの国で暮らす人々が安心して日々を過ごせるように心を砕いて欲しいと思う。

 

 

夏だけの人気企画「ビール電車」(冬は「おでん車」が走る) (AichiNowのサイトより)