昨日の雨は上がったがまだ空はどんよりしていて、庭仕事をするにはちょうど良いと思い、身支度をして出る。
終わったバラの花を切り、すっかり伸びた草を取っていると、ご近所さんのKさんが私に声をかけて寄っていらした。Kさんがいつも気にかけてくださる同じ組の高齢の方が、このところ少々心配な状態で受診もしているので、その後の状況を聞かれる。
先日1週間ほど入院したのだけれど、ご本人が言うのには何の治療もなくただ入院していただけとのこと。したがって状況の改善もなく、相変わらずめまいはひどく生活も大変そうだということをお伝えし、今後とも様子に気をつけてくださるようお願いする。
その方はかなり耳が遠くて人とのお付き合いも避けがちだし、認知症も徐々に進んできているので、そろそろ一人暮らしが限界に近いのは誰の目にも明らかだ。ご家族が次のステップへの決断をされる日も近いことと思うので、それまで私たちはせいぜい目と気を配っていくくらいしかできない。
この住宅で一人暮らしをしている女性は、ほとんど例外なく、気楽で安心だからここでずっと暮らしたいと言う。私自身もそう思う。けれども実際には、なかなか最後までというのは難しい。ただ、周囲がちょっと手を貸したり気を配ったりすることで、ここでの一人暮らしの期間を伸ばすことはできる。だからお互い様の精神で、助け合い気を配り合っていきたいと思う。
1時間半ほどの作業で汗びっしょりになって家に入り、シャワーを浴びてさっぱりとする。作業前より300グラムくらい体重が減っていたが、お茶にしておやつを食べてしまえば元の木阿弥。いやむしろ増える?
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午後になって、今はギラギラとした太陽が照り付けている。
だんだんひんやりしたものが良くなってくる。
甘いものも好きだが、こうした骨せんべいも好きだ。でも、この小魚はどこから来るのかちょっと気になる。このせんべいのためにわざわざ採るのなら、こんな小さい物を採って海の資源の枯渇につながらないか心配だ。何かのための漁の副産物の利用なら良いのだけれど・・・。