あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

すっかり忘れていたけれど

昨日ウオーキングから帰り着いた団地の入り口で、何年か前にお姉さんKさんのグループホーム入所のお手伝いをした方にお会いした。「Kが今度、すぐ近くの特別養護老人ホームに移ることになりました」と仰る。

 

それは近くなっていいですねとお答えしたが、グループホームから特養に移るということは・・・「状態が悪くなられたということですね」とお聞きすると、やはりもう妹さんのことも分からず、おしゃべりの好きなKさんは一人暮らしの時よりホームで大勢の方と一緒なことを喜んでいたが、もう人とおしゃべりするようなこともないという。

 

かかわった初めの頃はKさんに物を取ったと疑われたりして、時々お会いすると私に愚痴をこぼされることの多かった妹さんだけれど、もう腹を立てることも愚痴をこぼすこともなくなって、ただ寂しそうなご様子だった。

 

私の母も、グループホームではそろそろ・・・と言われ特養に移ったのだったと、10年ほど前のことを思い出す。

yonnbaba.hatenablog.com

 

まだ仕事もしていたので、あちこちへの手配やら何やらで随分忙しかったようだけれど、もうすっかり忘れてしまった。今回改めてブログを読んでも、そうだったのか・・・となんだか他人事(ひとごと)のような気がする。

 

時々思い出して語り合う人がいないと、記憶は定着しないようだ。一人暮らしの弱点はやはりこれだろうなと思う。日々のいろいろが、語り合う相手のないままきちんと定着することなく、頭の中を軽く素通りして行ってしまうのではないか。

 

大した情報もない高齢者の日常を綴って、お読みになる方には退屈極まりないことだろうと思うけれども、こうして毎日ブログを書くことは、私のような一人暮らしの高齢者には、結構大切なことかも知れない。

 

何か関連のある時くらいしか過去記事の検索をしないが、今後はもっと頻繁に読み返すようにしようか。それが過去を共有する人と思い出話をすることの代替になって、記憶の定着に資するやも・・・。

 

 

こんな昔も・・・。同期入社の11人で花見旅行に行った折り。