あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

何を守るのか

団地自治会の集金が終了し、いつものように近くの金融機関のATMに入金に出かけた。これまたいつものようにいつもの公園を通って行く。

 

公園の垣根の枝を刈っていらっしゃる方がいた。市の作業員の方かしらと思ったら、蛍光色のジャンパーの背中に「なまず池公園を守る会」と文字が入っている。この公園のために自主的に活動している団体の方らしい。

 

ここを通るたび、ずいぶん草が生い茂ったこと・・・と思っているとそのうちスッキリ刈り取られているので、いつもてっきり市の作業員の方が来てしてくださったものと思っていたが、もしかしたらそれらもこの団体の方たちのおかげだったのかもしれない。

 

池のほとりにある四阿は、相も変わらず黄色と黒のテープが張られ立入禁止のままだ。これを直すような予算は民間のボランティア団体にはさすがにあるはずもなく、市に放置されてなすすべもないのだろう。

 

豊橋市はホームページで豊橋公園のアリーナ工事の開始を告知したらしいが、なぜ何十億もの費用が必要で、しかも完成後は毎年何千万円もの赤字を生むことが分かっていることにはこうも前のめりなのに、市民の生活に密着した公園は危険なままなのだろう。理由は明らかな気がする。地味な公園の修繕など、利権の生まれようがないからだろう。

 

ネットの見逃し配信を利用してドラマを見ていると、自民党のCMが何度も何度も入る。さすが資金の潤沢な政党だ。

 

政治家があらゆる手を使ってお金をかき集めるのは、「人」がお金を好きだからだ。おカネやモノを配って有権者に軽蔑されたり通報したりされるのなら、十分すぎるほどの報酬を得ていながら、さらに法を犯してまでお金を集めたりしないだろう。

 

そのCMの中で、しきりに「新しい自民党は守る」と言っている。いわく「ルールを」「生活を」「国の安全を」などなど。

 

投票日は今度の日曜日。選挙権のある方は、棄権は論外、白票は現政権を信任することになりかねないから、今の社会がおかしいと思うなら、どうかどうかとにかく1ミリでも、髪の毛1本分でもマシな候補を見つけて、政権批判になる投票をしてほしい。

 

何を守りたい候補者か。そして自分は何を守りたいのか。大衆が無関心でいても、政治も経済もそこそこまともな体勢が維持されていた頃と違って、今は一人ひとりが無関心でいたら、ガラガラと崩れ出しそうなもろい世界に私たちは暮らしている。

 

穏やかに暮らしたい・・・。 (犬の家&猫の里さんのサイトより)