あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

2022-01-27から1日間の記事一覧

名作になりそうだった『月への梯子』樋口有介著

6室のアパート「幸福荘」の大家福田幸男は、40歳であるが、小学校の低学年くらいの学力しかない。近所で総菜屋を営む幼馴染の京子とその母親だけは昔ながらの「サッちゃん」と呼ぶが、その他の人々には「ボクさん」と呼ばれている。 幸福荘は20年ほど前に幸…