あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

珍しく雨の中・・・

珍しく雨の中を出かけた。別にどうしてもという用事ではない。ただ、髪を切りたかった。このところ少々気になってきていた。洗った後なんにもしなくて良い、実に簡単なショートヘアだけれど、少し伸びてくると、耳の周辺などが微妙に気になり始める。

 

気にかかりだすともうだめだ。この性質は昔からで、ロングヘアだった若い頃はめったに美容院に行かなかったが、それでも時々無性に髪が気になり始める。そうなるともうずっと落ち着かない。どうも定期的に美容院に行くということができず、こうして気になった時が私の美容院に行くべき時なのだ。

 

だから予約の必要な美容院が苦手だ。だいたい予定が入るのが好きではないうえに、予約した日に髪を切ったりパーマをかけたりしたい気分かどうか分からない。そのうえ、安くもない料金を払っても、昔からほとんど気に入ったことがない。そんなわけで、このところはもっぱら早くて安いのが売りの所で済ませている。

 

天気の悪い日ならすいているだろうし、今回はポイントがたまって無料だから、よけいに暇そうな日に行きたいと思い、雨の中出かける決心をした(大げさ!)。

 

高い美容院だと気に入らないのに、10分で終了する安いカット専門店にしてからあまり不満がない。たまに担当者の未熟かセンスの相違で少々満足いかない時もあるが、値段が値段だからとあまりイライラが後を引くことがなく、精神衛生上良いように思う。

 

進んで出かけた雨の外出は、やむを得ず出かける時と違ってまるで気にならず楽しく歩けたが、道路わきに大きく水が溜まっている箇所があるのに、そこをすごいスピードで走り過ぎる車がたまにいて、しぶきをかけられそうでヒヤッとすることがあった。

 

近頃は道路の整備が割合にゆきとどいているのか車にしぶきをかけられることも減ったが、道路の悪かった昔は、運が悪いと泥んこのしぶきを浴びせられることもあった。ドライクリーニングしなければならない外出着で、しかも帰路でなく出かけるところだった日には、腹立たしいやら泣きたいやらの気持ちになった。

 

道路では車が強者。どうか弱い立場のものに思いやりを持ってほしい。強さや権力を持つものほど、謙虚でありたい。そこに人間の品格が表れるように思う。力にものを言わせて、気に入らない学者を排除するなど、実に心狭く卑しく恥ずべき行いだ。

 

 

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今日のストームグラス。夏のあいだ「なんにもなし」のことが多かったが、このところ変化が激しい。一人の静かな生活だと、生きているわけではないこんなものでも、家の中に変化するものがあるのがなんだかいとおしい・・・。