今にも雨か、もしかしたら雪でも落ちてきそうなどんより空。でも、今日は髪のカットに行こうと決めていたので、心を奮い立たせて出かける(大げさな・・・)。
帰りはかすかに雨が落ちて来ていたけれど、さっぱりした髪と、スーパーで買った花束のおかげで心はウキウキ。こんなささやかなことで幸せになれる、平穏な世界で私は暮らしている。ここよりはるかに寒いであろうウクライナで、電気や暖房のない中で暮らしている人々を思うと胸が痛む。
2月に突然始まった戦争が、とうとう終わらないまま今年が暮れそうだ。戦争は始めるのは簡単だが、終わらせるのは難しいと言うが、本当だなと思う。単純に考えれば、戦争をやめることも世界中を平和にすることも、人間の心ひとつのことで、とても簡単なことだと思うのだけれども、実際にはあの人やらこの人やら、あんな国やらこんな国やら、ややこしい人や国があってとうてい実現できない。
世界中で拘束されているジャーナリストの数が、昨年に続いて今年も調査開始以来最多となったそうだ。中国で110人、ミャンマーで62人、イラン47人と続く。意外なことに当然入っていそうなあの国が入っていない。
そもそも、なぜあるがままの事実の報道を制限しなければならないのかと思うけれど、これは、手段が拘束というハードな方法でないと言うだけで、事実をありのまま報道させていない今のこの国も同じだ。質の悪いことに、権力が強硬に出なくとも、報道の側が勝手に忖度し、隠蔽したり歪曲したり真実が伝わらない文脈にしたりしている。
自分の周囲何メートルかの世界で、小さな幸せを見つけてぬくぬくと暮らしている間に、この国の現実はどんどん悪化し、世界中で弱い立場の人々が苦しみ、命さえ失っている。
以前書いた、市政に市民の意見を反映させるため、住民投票の条例制定を求める署名が、メンバーの努力で1万7000筆以上集まったと、報告があった。有権者数の2パーセントの6000が必要数なので、無効になるものがあったとしても十分すぎる数だろう。
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ウクライナの人々のためには、ささやかな寄付とコーヒー断ちの祈りくらいしかできない(先日の日本語教室の折り、コスモス会のメンバーでもあるスタッフの話では、以前コスモス会に参加していたウクライナの人の情報で、お金より品物そのものを必要としているとのことだったが、個人では物資など送れないし、やはり適切な団体に寄付し、適切な品物を送ってもらうしかない)が、せめて、まずは自分の周囲からということで、この春の市会議員選挙で政権党を慌てさせる結果が出るように、何ができるか考えなくてはと思っている。
コスモス会についてはこちらを。
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昨日もらったほうれん草。夕飯でぺろりといただいた。