何度も書いている豊橋公園内に建設の計画が進められている新アリーナ問題。いよいよ来月から二回目の署名活動を始めるに当たって、今日は集会が開かれた。
昨年ほぼ同じ顔ぶれで住民投票条例を求める署名活動をし、目標を大きく上回る17,000筆を集めたが、市議会で自・公を中心とする会派の反対に遭ってあっけなく否決されてしまった。
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署名を集めたのが昨年の11月頃で、この議会での否決が3月。まだ半年たつかたたないかのことなので、さすがにメンバーの周囲でも「また大変な思いをして署名を集めても、あっさり議会で否決されちゃうんじゃ・・・」という声があると言う。
けれども、子供も使う野球場を津波の危険性の高い地域に追いやり、公園の緑を伐採し、現在の子ども広場を大幅に縮小(3500㎡→2000平方㎡)し、毎年膨大な赤字を生み出すこの新アリーナ計画を止める手立ては、私たちにはこれしかないのだ。
いち地方都市の問題でしょ?と思わないでいただきたい。そもそもこの計画は、「都市公園にアリーナ等を整備する場合は国が補助金を出す」という、国の施策から始まったものだ。この「補助金」に目がくらみ、国交省出身の前市長が安倍元首相にすり寄って(?)手を挙げたことに端を発する。国の補助金ということは、全国の皆さんの納めた税金を使うということだ。
一体全体、なぜ国は、政治家たちは、こうも都市の緑を伐採したがるのだろう。
なんとかこの署名活動を盛り上げて来年の市長選につなぎ、公約破りの現市長を落選させてリベンジを果たしたいものだと思うが、はたしてたった1か月間の活動期間に、どれだけの署名を集め、新アリーナの問題点を多くの市民(市からたいした説明がないのでほとんどの市民はそれを知らない)に理解してもらえるものか。
この門は歩兵第18連隊時代のもの。公園内にはいくつもの戦争遺跡が残る。