あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

住民投票条例案その後

高知滞在中に友人からLINEの連絡が入った。27日の月曜日に、市議会で住民投票条例案の採決がされるから、一緒に傍聴に行かないかという誘いだった。豊橋にいれば行きたいところだけれど、月曜は帰路につく日で、豊橋着は夜になる予定でとうてい無理だ。残念ながらそんなわけで・・・と断った。

 

その友人が地元のケーブルテレビの議会中継を録画してくれて、そのDVDが届いたので見た。

 

数少ない住民条例制定賛成派議員の質問に対して、市側の回答は、自分たちの都合の悪い答えは言いたくないために、回りくどい言い方になったり、論点のずれた回答になったりするのは、国も地方も同じだ。

 

鋭く突っ込む議員は自分の質問にきちんと回答が得られるまで繰り返し聞き、答える側は周囲から知恵を借りる、質問者は時計を止めさせる・・・で、しばしば休憩が入り無駄な時間が流れる。素直に間違いを認めさえすれば、聞いている市民にも分かり易いうえに、議事も速やかに進むのに。

 

結果はほぼ思っていた通り。自民・公明議員の反対多数であっけなく否決されてしまった。

 

www.higashiaichi.co.jp

 

この質疑の中で、市長が「現在の行政は間接民主主義で行われており、その議会ですでに予算等が可決されているものを、直接選挙ではかることに意味がない」というような答弁をしたことに対し、ある議員は、「市長は新アリーナは必要だが、豊橋公園という選択肢はない」とはっきり言って当選したのだから、その間接民主主義を重んじるのであれば、辞任して現在の立場をはっきりさせたうえで民意を問うべきではないかと詰め寄った。至極もっともな理論だと思う。

 

議会のやり取りを見ていれば、きちんと筋の通った発言をしている人間と、何かをごまかしたがっている人間は面白いほど明らかだ。けれども本当に身近な自分の生活と密接に関係のある市政なのに、国政以上に人々は無関心であり投票率も低い。

 

これでもまた、来月の選挙で自民や公明の候補者が、統一教会とつながった候補者が、当選してしまうのだろうか・・・。

 

 

実に雄大だった桂浜。何も遮るものがなく画面の右端から左端までドドーンと広がる海原を撮りたかったのだけれど・・・。こんなスケールの大きな海を毎日見て育ったら、それは偉大な人物が育つことだろうと思う。