あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

これもあれも年のせいか・・・

先週日本語教室を休んだスタッフが出てきた。少し前から片方の目のまぶたが下がってきてはいたが、とうとう痛みも感じるようになったので眼科を受診したのだそうだ。眼瞼下垂でまつげも下がり、眼球に触れるようになったために痛みを感じるのだという。近々まぶたを持ち上げる手術が必要とのこと。

 

まだ私よりだいぶ若い人なのだけれど、原因は加齢によってまぶたを支えている筋の力が弱まったためだという。皆で「何でも年のせい。そう言われちゃうと、どうしようもないわね・・・」と、共感しきり。

 

 

昨夜なんだか胃が重苦しく不快で、薬を飲もうかとも思ったが、寝れば忘れられる程度のものだと思い、薬は飲まずに少し早めに床に就いた。しばらく難渋しながらもなんとかうとうと眠りについたが、やはり痛みをだますほど深くは眠れず、目覚めると夜中の2時過ぎだった。

 

このままでは眠れないと思い、観念して起き出し百草丸を飲んだ。しばらくすると見事に薬が効いて、「ここが胃だぞ、不調だぞ!」という主張は消え、朝まで眠ることができた。

 

特に暴飲暴食をしたわけでもなく、珍しいものなどを食べたわけでもないのだけれど、夕食に食べた鶏のから揚げのせいなのだろうかと思う。このところ夕食はかなり軽いものばかりになっている。それで慣れてしまった胃に、久々の揚げ物が負担になったのかも知れない。楽をさせると、もう際限なく軟弱になっていく肉体を感じる。だから、毎日のウオーキングや筋トレがさぼれないのだなと痛感する。

 

いや、きっと肉体だけではない。と言うより、むしろ肉体以上かもしれない。甘やかすのが禁物なもの・・・脳だ。人間の体の中でも、脳だけは老化しないと聞いたことがある。ただ、性能が良いだけに、自分ですぐ楽をすることを考えてしまうようだ。勝手に最小の努力で最大のパフォーマンスをしようとしてしまう。認知症予防の運動で、デュアルタスクが効果的とされるのも、し慣れない二つのことを同時にすることで、脳をあたふたさせることが良いのだという。

 

世間の若さ至上主義は苦々しく思っていて、見映えのためのアンチエイジングに興味はないけれど、自由で気ままな一人暮らしを支える脳と体の働きは維持したい。そのためには、何といっても「ラク」に流されていてはいけないのだ・・・と、今日も思いを新たにする。

 

 

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いつまでもあどけなくて老いを知らなかったドリームだけど、オーガストがいなくなってから一気に元気がなくなり老け込んでしまった。