あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

チョッコレート、チョッコレート・・・

いただきものの、明治ミルクチョコレート復刻版箱(販売は昨年の10月で終了しているもよう)。

 

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皆さんはどのパッケージデザインが懐かしいだろう。私は下段の左や真ん中あたりだ。下段左は1958~1966年。真ん中は1966~2009年。

 

明治チョコレートと言えば、パッケージ以上に懐かしいのがCMソング。ザ・タイガースが歌っていた「♪チョッコレート チョッコレート チョコレートは め・い・じ」というものだ。あの頃のジュリーの甘いイメージは、チョコレートにぴったりだった。

 

当時のザ・タイガースは日本一と言ってもよい人気グループだったけれど、NHK紅白歌合戦には出られなかった。その理由というのが「長髪だから」だとか(本当かどうか確認はしていないが)。

 

ネット上で、昨年末の紅白歌合戦の視聴率が悪かったとかいうニュースが目に入ってくる。もう長いことろくに見ていないし、昨年のものについては1秒たりとも目にしていないが、どうも、紅白はタイガースでさえ出場させなかった、あの昔の頑固さを堅持したほうが価値があったのではないかと思う。

 

まあ、どっちにしろ、娯楽が多様化した時代に退潮は避けられないことだろうが、古いパターンで継続していた方が、超高齢化の現代ではかえって強みになっていた可能性が高いように思う。

 

テレビの世界でも、政治や経済の世界でも、古い頭の人に引退してもらうことを期待するより、新しいものや新しい世代が台頭し、古いものを押し出してしまうのが本来望ましい。でも、いましばらくはとにかくすごいボリュームの高齢者層が存在しているのだから、新しいものが社会を席巻するのはなかなか大変なことなのだろう。

 

 

チョコレートの箱の裏に、「ミルチの歴史」として、ミルクチョコレートがママのママの頃から愛されてきたという話が載っていた。ああ、だめだ。「ミルチ」という略語になじめない。高齢者現象だろうか。