あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

沈黙の会食とコロナ後を思う

今年最初の民生委員の会議。例年ならば、通常は平日の午前中にするこの会議を1月だけは夕方に行い、そのあとレストランで食事会(ほとんど女性でもあり宴会、とはならない)となるのだが、昨年はその食事会を中止し、今年は通常月通り会議を10時から行い、ごく近場のレストランでの昼食会となった。

 

食べる間は黙食ということで、部屋にはかすかな箸使いの音だけが響く静けさ。初めての異様な経験に、ああ、コロナ禍になってから、公的な食事会は一度もなかったのだなと、あらためて痛感した。

 

全員が食べ終わるとマスクをつけておしゃべり再開。うっかりして、左端の席を確保できなかったため、気を悪くされないよう、左隣の人に左耳の聞こえがよくないので話ができないことを先に詫びておく。そもそも、コロナ対策か向かい側の席も遠いし、大人数であちこちで同時に声がする状況は、私のような聴力の者には聞き取りがかなり難しい。右隣とその前の方の話に合わせてはいたが、実は細部は分かっていなかった。

 

また今年も小中学校の卒業式への招待もなく、様々な行事も中止や縮小となりそうな気配が濃厚だ。委員の仕事としてはこの2年随分軽減されたけれど、やはりこのような状況が長く続くのは望ましいことではない。

 

阪神や東日本の震災のあとの、驚くほど早い世間の立ち直り(直接の被災地以外の)を思うと、コロナが収束するか、あるいは薬などの開発でインフルエンザ並みの扱いになれば、大衆はあっけなくこの騒ぎを忘れてしまいそうな気もするが、社会の営みやシステムは元に戻るのだろうか。

 

電子決済などはきっと定着していくだろうし、企業の負担が軽くなる様々なシステムも残るだろう。都知事が宣言してもなかなか変えられなかった東京の通勤電車の混雑も、コロナで大幅に改善したらしいので、これなどもぜひこのまま定着し、願わくは非人間的に詰め込む「通勤ラッシュ」というものが、日本社会から消えてほしいものだ。

diamond.jp

 

 

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毎日あまりに寒いので市民館に行くのも避けていたが、今日は会食のレストランからついでに・・・。いつもの階段の踊り場の飾り付け。折り紙でお正月らしい作品が飾られていた。

 

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これは、折り鶴ならぬ「編み鶴」か。