あとは野となれ山となれ

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家の中でもマスク、と戦争映画のこと

少し前からヒノキの花粉が飛び始めたことを感じてはいたが、今日は私としてはいささか症状がひどく、目のかゆみの他に、くしゃみが連続して出てしまう。

 

で、家の中だというのにマスクをしている。

 

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可愛いマスク猫ちゃんみっけ!  (MONOTONEさんのサイトから)

 

 

友人が映画『ひまわり』のDVDを借りたから見ないかと言って、持ってきてくれた。何十年も昔に見たけれど、広大なひまわり畑の印象しか残っていない。そのひまわり畑の撮影地がウクライナということで、いま再び話題になり、支援を兼ねての上映会など催されているところもあるようだ。

 

出征したきり生死不明の夫は生きていると信じて、言葉も分からない他国を訪ねていった妻の前に、自分より若い女(リュドミラ・サベーリエワがローレンと好対照!)の夫となり、可愛い子供の父ともなった男が列車から降り立つ。その姿を目にした時の妻ソフィア・ローレンの表情。そして思わず、動き出していたその列車に飛び乗ってしまい、座席で号泣する・・・。

 

自分の生存を信じて生き、はるばる探しに来た元の妻を思い、また凍死寸前だった自分を救い愛してくれた現在の妻と、そして子供を思えば、男のほうもどんなにつらいことだったろうと思う。戦争の生んだ悲劇の一つの側面。

 

これより一週間ほど前、やはり戦争に関連した映画で『ラストレシピ』というのをネットフリックスで視聴した。アカデミー賞で世界的に注目された西島秀俊さんが、一度食べた味は決して忘れず再現できる、「麒麟の舌」を持つ伝説のシェフ山形直太朗の役で出演している。

 

そのたぐいまれな資質と料理の腕を買われ、満州国大日本帝国食菜全席」を完成せよという命を受け、山形は新婚の妻(宮﨑あおい)とともに満州国に渡る。しかしその命は建前に過ぎず、実際には恐ろしい陰謀が隠されていた。

 

戦時下の軍部の策略に翻弄され、ただ美味しいものを食べたときの人々の幸せそうな顔を見ることが喜びだった山形の人生が狂っていく・・・。これも、戦争のむごさを側面から描いて心を揺さぶる良作だった。

 

けれども、どんな感動的な作品が生まれようと、もう決して新たな戦争は始まってほしくない。なのに、いま現実に、私たちは日々新たな悲惨を目にしなければならなくなっている。とにかく、一日も早くそれを止めるために、いったい何をすればいいのだろうか。