あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

日本語スピーチコンテスト

出かけるのが苦手な私が、二日連続で街へ。それと言うのも、私がボランティアをしている日本語教室の唯一のティーンエイジャーの生徒さんが、今日のインターネットフェスティバルの催しの一つである日本語スピーチコンテストに出場するからだ。

 

過去にはこの日本語教室からスピーチコンテストに出場し、成績優秀で名古屋の大会まで進んだ人もいたようだけれど、私が参加してからは出場した人はなく、私にとっては今回が初めての体験だ。

 

今回チャレンジするのは、中学校を卒業して昨年の暮れに両親とともに日本に来た、中国の女の子。初めて教室に来た時には、全くと言っていいほど日本語が分からなかった。2023年の春に市内の高校を受験したいというのでどうなる事かと思ったが、若いというのは本当に素晴らしいもので、今や日常会話はほとんど不自由しない。

 

今日彼女が出場した高校生以上、一般の部のコンテストでも、大半の出場者が小学生の時に日本に来て、現在高校1年生という子たちだった。あとは大学生、社会人だったが、日本に来てからの期間が彼女より短い人は1人しかいなかった。それにしては話し方も上手だし、論旨も良かったので入賞できるのではないかと思ったのだけれど、審査員たちの見解は違っていた。残念。

 

今回の挑戦は、来年の受験の時にも良いアピール材料になるのではと、日本語教室のスタッフの一人が勧めたところ、果敢に彼女が受け入れた。中国にいた時は引っ込み思案な性格だったそうで、異文化の中で暮らすことによって眠っていた能力が開花したのか、今日の発表も堂々としたものだった。

 

お昼を挟んで審査結果の発表は午後からだったので、会場であるemCAMPASの「まちなか図書館」内にある喫茶コーナー「ひとひとCAFE」で軽いランチを取った。チーズと卵のパニーニサンドとほうじ茶ラテを選択。セットで100円引きでも1000円を超えるお値段だったが、どちらもとても美味しく大満足。

 

インターネットフェスティバルということで、屋外の会場ではさまざまな出店があり、天気にも恵まれてとてもにぎわっていた。

 

 

これは別な会場で開催されていたコロナ前の写真。

 

 

スピーチする15歳。