あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

祝福メッセージであふれたLINEと箱灸感想

昨年、国際交流協会主催の日本語スピーチコンテストに出場した、日本語教室の生徒である中学生の受験が、この6日だった。

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8日が合格発表と聞いていたので、9日の学習日には結果を聞けるのねと話していたのだけれど、8日の水曜日、昼過ぎに日本語教室の生徒・スタッフ全員のグループLINEに「先生合格しました」とメッセージが入った。

 

それからLINEにはメンバーから次々に祝福のメッセージやらスタンプやらが入り、たいへんにぎやかになった。彼女の実力からして合格できることは分かっていたが、それでもやはり受験は運もあり、その日の体調なども影響するので、無事合格の報に本当に嬉しく、安堵した。

 

3月まで学習に来て、そのあとはいよいよ憧れの(彼女はスピーチコンテストの発表の中で、中国に比べて日本の学校の制服が可愛らしいと話した)制服を着て、高校生生活が始まる。利発で努力家の彼女は、きっと充実した青春の日々を過ごすことだろう。

 

 

そして、昨夜。私はだるころさんの送ってくださった箱灸を体験した。同梱してくださった艾2個に火をつけ、茶こし部分に入れて、おなかにタオルを掛けておへその上に箱灸を置いた。盛大に煙が立ち上る。その香りをかぎながら煙を見ているのは心落ち着く気がした。

 

おへそのあたりがじんわりと温かい。時間は計らなかったけれど、5分くらいではないかと思う。ゆっくりぼんやり過ごすのも良い。

 

その昔、長男がひどい花粉症で悩み、授業に集中するのもつらいほどだというので、耳鼻科の対症療法の薬でなく体質改善しようと思い、漢方薬を使った。1年以上かかったと思うが、苦くて飲みづらい薬も臭いニンニクエキスも、長男は真面目に根気よく飲み続け、めでたく重症の花粉症を卒業した。

 

また、以前のブログで書いたように、母の足に褥瘡ができた時、足つぼマッサージが信じられないほどの効果を見せたことも経験しているので、私は結構漢方とかマッサージを信頼している。自分自身の変形性股関節症のときには、マッサージの他初めての鍼の経験もした(この時はすでに症状が重すぎたので結局手術を受けたが)。

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

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お灸と言えば父を思い出す。子供の頃、時々父が茶の間に腹ばいに寝そべって、母にお灸をすえてもらっていた。趣味が高じて開いた駅前の写真館を空襲のために失って、出遅れた公務員となった父は、おそらく、管理職になってもいい年齢でも下っ端の事務職で、しかも几帳面な父はきっと肩に力を入れて事務を執っていただろうから、肩も凝ったのだろう。父の背中には二つのお灸の跡がくっきりとあって、幼い私は「これ、痛くないの?」と父に聞いたものだ。

 

こうした思い出や経験から、私にとってお灸はそんなに遠いものではなかった。しばらく続けて、効果を待ちたいと思う。

 

 

若き日のオーガスト。花があると必ず気取ってポーズした。猫に冷え性はないんだろうな・・・。