あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

雨のち晴れの見守り当番

今週は見守り当番。今日から3日間は個人懇談会とかで、児童は1年生から6年生まで全員13時の下校だ。いつもなら昼食後ものんびりダイニングチェアに座り続けて、うとうとしかけたりしている所だけれど、今日はさっさと後片付けをして、所定の所に旗を持って立った。

 

1、2年生だけの人数の少ない時も、全学年で大勢の時も、立っているトータルの時間は大して違わない。全校の時は比較的まとまった人数で通ってくれるけれど、低学年だけの時は、あっちで止まりこっちで引っかかり、何かを見つけて道にしゃがみ込み・・・といった具合で、すぐそこに見えている子たちが、いっこうにやってこないという具合だからだ。

 

何に見入っているのかと近くに行ってみれば、どうということもない虫や花だったりするのだけれど、子供の好奇心は面白い。その好奇心に水を差したくはないのだけれど、学校を出発してすぐの所に立つ私たちより、ずっと後のほうに立つ老人会の人たちを思うと、そこにたどりつくまでに下校の列がどれほど長くなることだろうと気にかかる。

 

私が小学生だった頃はなにせまだ車が少なく、不審者などという心配もあまりない時代だったので、大人の手を煩わすまでもなく、子供だけで勝手に帰っていたからその分自由だった。もちろん当時とて学校からは寄り道せずさっさと帰りましょうなどという指導はあったけれども。

 

月に一度の見守り隊会議に出ていくと、何人かの方が毎回あれやこれやと子供たちの下校時の態度を先生に訴える。もちろん、彼らの安全を思えばこそなのだけれど、現代の子供たちの不自由さを思わずにはいられない。大雑把な私は、毎度「特にありません」を繰り返すばかりで肩身が狭い。

 

午前中の授業だけで、給食を食べてすぐ帰る嬉しさからか、今日の子供たちは「さようなら」の声掛けに、「さようなら」と返してくれる子が多くて嬉しかった。

 

 

(画像は他の小学校のものをウェブ上からお借りしています)