昨日は疲れてしまっていたので、参加したイベントのことをごく簡単にしか書けなかったのだけれど、実はオープニングとハーフタイムで行われたパフォーマンスというものが、非常に気持ち悪く居心地悪く感じたことを記しておきたい。
オープニングは市内のある地域のマーチングバンドの演奏だった。それはまあいいのだけれど、途中からフラッグパフォーマンスが始まった。このパフォーマンス自体は、孫が高校生の時、吹奏楽部の定期演奏会を聞きに行った時にも見ていたが、その時はパフォーマーたちが学生らしい服装で普通に鑑賞できた。
けれども、昨日のオープニングのパフォーマーたち(メンバーは小3から中3までの少女たち)は、手や足を大胆に露出した衣装だったのでめんくらってしまった。
そしてハーフタイムのパフォーマンスは、舞台狭しと十代の少女たちが20人ほども並び、やはり大胆に手足を露出した衣装で足を高く上げたりのダンスを繰り広げる。バスケットチーム三遠ネオフェニックスのチアリーダーFire Girlsの、ジュニアチームだという(サイトを見ると応募資格は小学校4年生以上となっている。舞台上の少女たちも小中学生が中心のように見えた)。
このパフォーマンスが終わると、大勢の観客が席を立って会場から出ていったので、出演した少女たちの家族や友人たちなのだろうが、私はもしあの中に自分の娘がいたとしたら、喜んで見に来るのだろうかと考えてしまった。
私の感性が少しおかしいのかも知れないが、このハーフタイムのショーの間ずっと、屈辱的な気分がし、不快で居心地が悪かったのだ。女性性の利用と安売り、のようなものを感じてしまった。このイベントにかかわった人たち(主に男性であろうと思うが)は、全く疑問を感じないのだろうか。
もし逆であったなら、女性のスポーツチームの応援を、男性性を前面に押し出したグループ(しかもまだ自己決定の意識さえ定かではない年齢の)がダンスをするのを見て、男性たちは何も感じないのか・・・。いや、歴史上の長い間、裏方仕事を押し付けられ従属的存在とされ、いまだに女性であるというだけで数々の不当な扱いを受け続けるという経験のない男性は、同じ状況を想定しても、私のような感覚を覚えることはないかも知れない。
【追記】
だいたい、この逆転した例ではそもそも男性性の安売りのようにはならない気もするが、うまい例が考えられない。 追記終わり
司会の女性の妙にねばつくような声もあいまって、イベントの趣旨とは関係なく、私は妙に疲れてしまった。
どう、色っぽい? (フェリッシモ猫部さんのサイトより)