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韓流ドラマデビュー『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』で沼?

いままで、勝手な先入観から韓流ドラマはいっさい見なかったのだけれど、次男の「『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』っていうの、面白いよ」という言葉に抗えず、ネットフリックスで視聴してみた。

 

自閉症スペクトラムの女性弁護士が主人公のドラマで、放送した韓国のケーブルテレビでも、現在配信しているネットフリックスでも、大人気の作品らしい。

 

自閉症の人を主人公にした作品は結構たくさんあって、私の記憶に残っているだけでも、古くは『レイン・マン』から、アメリカ・日本でもリメイクされた『グッド・ドクター』、現在NHKで放送中の『アストリッドとラファエル』(これも面白い!)など、名作・秀作がたくさんある。

 

さて、その『ウ・ヨンウ・・・』だが、これがすこぶる面白くて、1本が70分ほどの作品を、あっという間に16話すべて見てしまった。

 

物語りは5歳になっても言葉を発しない娘を、父が医者に診せ、「自閉傾向がある」と言われるところから始まる。二人で歩いている所に、嫉妬深い大家が妻とヨンウの父との関係を疑って、怒鳴りかかり殴りつけて来る。

 

それを見ていたヨンウはパニックになり、いきなり「傷害罪!」と叫び、そこから滔々と刑法の条文を暗唱し始める。娘が言葉を話さないと思い悩んでいた父親は、狂喜する。しかも娘が異常に関心を持ったのは、自分が大学で専攻した法律だったのだから。

 

やがてヨンウはソウル大学を首席で卒業するも、自閉症というのが災いして就職できずにいるが、半年ほど遅れて、父親の後輩が代表をしているハンバダ法律事務所に入ることができる。しかし直属の上司や同僚は、なぜ代表はこのような厄介者を受けれたのだろうと疑問を持つ。

 

ドアを開けて部屋に入る事すら一仕事のヨンウにとって、依頼人との交渉や法廷での弁論も問題続きで周囲を振り回すが、徐々に彼女を理解する人が増えていく。とりわけ訟務チームの職員イ・ジュノは、彼女の突飛な言動も、愛らしい個性のように受け止め、陰に日向に彼女を支える。

 

このイ・ジュノという男性が、ヨンウを決して「同情すべき障碍者」というふうにとらえず、いつもそばで温かく優しく微笑んでいる素敵な人で、演じる俳優さん(カン・テオ)がまた役にぴったりのソフトな雰囲気の人で、最終回を見たあと、他の出演作品を探すほど魅せられてしまった(残念なことに、まだいくつかの脇役作品がある程度のようだが)。

 

毎回きちんと罰せられるべき人が罰せられてスッキリするし、全話を通しての問題の引っ張り方もみごとで、周囲の人物や各話にゲストで登場する依頼人も魅力的に描かれ、恋愛要素も適度で甘さに流れ過ぎず、早くも二回目の視聴を始めてしまった。

 

真ん中がウ・ヨンウ、その後ろがイ・ジュノ

【追記】タイトルに「弁護士」が抜けていたので追加しました。