２年前にWOWOWで制作されたドラマ『ペンションメッツァ』を、ネットフリックスで観ている。脚本・監督は『パンとスープとネコ日和』の松本佳奈さん。主演は小林聡美さんで、ゲスト演者とほぼ二人芝居のドラマ。最後あたりに毎回森の妖精？のように不思議なもたいまさこさんがチラと登場する。
･･･と紹介すれば好きな方々は連想されることだろう。『カモメ食堂』とか『メガネ』とか･･･。そう、まさにその系譜に属するほのぼのした作品だ。一話が25分前後と短いので、内容もそれらよりいっそう軽め。でも、登場人物たちの何気ない会話からもいろいろ考えさせられる。
そして何と言っても、長野県の美しい森の中のペンションという舞台が素晴らしい。そしてそのペンションの建物が、玄関はわりと地味目なのだけれど内部が素晴らしく、主人公テンコさんの衣装とともに、どの画面もスタイリッシュで楽しめる。
パンとスープとネコ日和：
玄関側は地味目だけど、このベランダ側は素敵！
美しい森･･･。二人は湧水をくみに行くところ。ぜいたく！
昨夜観た第４話のゲストは伊藤健太郎さんだった。WOWOWで放送時はこの回は飛ばされたらしい。また発売されているDVDにも収録されていないそうだ。同じようなことをしても、大物政治家はまるでなにごともなかったかのように影響のない日々を送っているというのに･･･。
しかし、役者というのは一人でする仕事ではないから、何か事あると周囲に多大な迷惑をかける。今NHKで放送されている『大奥』など、これも素晴らしい作品だが、以前TBSで放送された作品も勝るとも劣らないもので、改めて見比べてみたいものだと思うけれど、重要なキャストである万里小路有功の部屋子玉英を演じた俳優が、問題を起こしたため再放送ができないらしい。残念だ。
