あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

どんどん長くなる自己紹介ゲーム

今日は2022年度の最後の日本語教室。ほとんど日本語が分からない状態で来日し、1年と2か月この教室で学び、この春市内の高校に合格してこの教室を去るUさんの、お別れパーティーを開催した。

 

生徒さんは、全くの初心者からもう30年も日本で暮らしている人もいるという状態なので、うまく皆が一緒に楽しめる内容にできるか心配だったけれど、ベテランのスタッフがリードしてくれて、楽しく盛り上がる1時間半を過ごすことができた。

 

始めは、「私は〇〇が好きなダレソレです」という自己紹介を、どんどんつないでいくゲーム。二番目の人は「私は〇〇が好きなダレソレさんの隣の、△△が好きなナニコです」。三番目は「私は〇〇が好きなダレソレさんの隣の、△△が好きなナニコさんの隣の、××が好きなナニオです」。といった具合に、後になるほどどんどん覚えることが増える恐怖の自己紹介だ。

 

もちろん日本語そのものもままならない人が、これを覚えるのはとても大変なので、スタッフが助け舟を出す。寿司が好きな人がいたり、ラーメンだのトンカツだのも出てきて、意外性もあってなかなか面白かった。

 

ここで休憩とし、マスクを外して飲食タイム。「わあ、〇〇さんのマスクを取った顔、初めて見た。カワイイ!」などという声も上がっていた。そうなのだ。マスク以前からの付き合いの人は驚かないが、マスクになってから知り合った人がマスクを外すと、ちょっとした驚きがある。今日はきっとたくさんの新鮮な発見があったことだろう。

 

休憩の後、再びマスクをつけてフルーツバスケットのゲームをした。何度も何度もオニになってしまう人がいて、もしかしたら遠慮深い人なのかなと、知らなかった一面を見る思いも・・・。

 

日本語初心者もベテランもお子さん連れの人も、なんとかみんな楽しめたようだった。普段はグループに分かれて学習するため、自分のグループ以外の人は、生徒さんにしろスタッフにしろ、あまり名前を覚えることもないので、今日はその良い機会になった。コロナの心配がなくなって、料理一品持ち寄りのポットラックパーティーができるようになれば、もっと楽しくなることだろう。

 

ゲームばかりじゃなくて、仲間と遊ばなきゃだめよ。(モバレコさんのサイトより)