あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

料理上手なおばさんちの食卓気分

以前人に誘われて2度ほど行ったことのある近所の食堂。コロナの激しかった頃、おととしあたりだろうか、意を決して一人でランチに来てみたが満席であえなく撤退。今日は早々と覚悟を決めて(おおげさだが、一人で食事に出るのが苦手な私は結構本気)11時20分頃には家を出てやって来た。

 

店内は小上がり2卓と2人掛けテーブル席が5つだが、すでに半分ほどは埋まっている。やはり早めに出て来て良かった。メニューはどれも美味しそうで目移りするが、今日は「よくばりランチ」(1000円)を選ぶ。さすが欲張りな私・・・。

 

よくばりランチは日によって献立が変わるらしいが、今日はちょうどこのお店のホームページ写真とほぼ同じだった。

こじんまりしたお店を世代の違う女性が2人で切り盛りしている。グルメサイトの口コミに寄れば親子とか。大忙しで、片付けくらい手伝って差し上げたくなるほど。

 

私の後にも次々お客さんが入ってきてすぐに満席に。住宅地の中の分かりにくい場所にあるにもかかわらず、手ごろな値段と家庭的なお味で、固定的なファンが多いのだろうと思われる。特に魚のメニューが美味しいと評判のようだ。私も縞ほっけ定食(1250円)にかなり食指が動いたのだけれど、次のお楽しみとした。

 

ごく当たり前の家庭的な献立を、親しみやすい雰囲気の小さなお店で食べる。こんな平凡な幸せをしみじみ噛み締められるのも年齢のなせる業か。しかし果たしていつまでこんな日が続くだろう。

 

昨日の投票日のことは、Twitterのトレンドに一時「低投票率」が上がるほどの投票率の低さにすべて集約されているように思う。政治より、マスメディアより、人々に絶望する。