あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

今どきの省エネ

新しい冷蔵庫が入ったという昨日のエントリーに、AO153さんから「約20年後のものとなると、節電にもいいんでしょうね」というコメントをいただいた。

 

実は、単純に年間消費電力量を比較すると、古い冷蔵庫の方がはるかにワット数が小さい。以前のもの(401リットル)は2004年9月の発売で我が家は翌2005年の4月に購入しているが、年間消費電力量は150kWhで、今回の物(406リットル)は249kWhだ。20年も前からすでに時代は省エネ指向に入っていた。

 

けれども、取扱説明書を読んでいると、省エネのレベルの違いを感じた。今回の説明書には、収納量センサーが庫内の食品の増減を感知するうえ、曜日単位、時間単位で生活パターンを学習し、使用状況に合わせて最適な運転をしますとある(トイレの省エネと同じ機能だ)。我が家のような一人暮らしでは、ドアの開閉は多くないのできっと随分と省エネになることだろう。

 

居間のエアコンも大分古いので、何年か前から買い替えを考えているのだけれど、単に消費電力量だけを見て大して省エネにならないなと思っていた。けれども、これもきっと人のいる場所を感知してピンポイントで冷風を送るなどの、ハイテクの省エネ技術が使われていることだろう。

 

それでも、エアコンは壊れても少しぐらいなしで我慢できるので、いよいよダメになるまで使おうと思っている。なにせ使わなければゴミになってしまうのだから。

 

 

全く新しい商品が欲しいという思いはない。高齢化による身体機能の低下で必要となるもの(先日購入したスピーカーとか、今後なら補聴器など)以外は、ほとんど現在あるものの買い替え需要だ。

 

そして買い替えである以上現在のものは不要となり、ゴミとなる。買うのは非常に簡単便利になった時代だけれど、捨てること、ゴミを出すことには罪悪感が付きまとう。昭和40年代や50年代には、憧れのものを買うのに、捨てる時のことなど針の先ほども考えなかった。ただただ嬉しい行為だった。

 

消費者のこの気持ちの変化に、経済を語る政治家たちは気づいているのだろうか。なにしろ、生まれてこの方、ゴミ捨てなどという下世話な行為などただの一度もした事のない方たちが多そうだから・・・。

 

 

あんた、そんなとこに入ってると、ゴミの日に捨てられちゃうわよ。 (エコキャットの不用品回収さんのサイトより)