あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

元気のよい子無言の子

2013年からかかわり始めた7月第1週の「朝のあいさつ運動」。当時は更生保護女性の会のメンバーとしての参加だった。それから老人会やら民生委員やらと所属団体は替わったり兼任したりだけれど、ずっと参加し続けてきた。

 

2020年からコロナで行えずにいたので、今年は4年ぶりの「朝のあいさつ運動」の開催だった。児童たちは5年生と6年生しか経験がないわけで、4年生以下の子たちは、通学路から学校の正門付近にズラッと並んだ大勢の大人たちが、口々に「おはよう」「おはよう」と声をかけるのにびっくりしたかも知れない。

 

2016年の時の「朝のあいさつ運動」の様子(ここまで来る途中の通学路の何か所かにも大人たちが立っている)。

 

5年前には登校するみんなにかなり遅れて、実に重い足取りで登校する男の子のことを書いた。今回はそのような子はいなかったが、はち切れそうに元気な声で挨拶してくれる子もいる一方、しっかりその子の目を見て「おはよう!」と声掛けしても、うつむいて無言で通り過ぎる子も少なからずいた。恥ずかしくて返せないだけならいいけれど、心に鬱屈を抱えているとしたら心配だ。

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

今日はこのあと民生委員・児童委員の定例会があり、例によって児童憲章を皆で唱えた。上のエントリーでも触れているが、児童憲章には、

児童は、人として尊ばれる。

児童は、社会の一員として重んぜられる。

児童は、よい環境のなかで育てられる。 

と謳われているのに、いちおう先進国と言われる現代の日本で、親の虐待で命を失う子や、給食だけがまともな食事という子がいるのはなぜだろうと思う。国会議員の先生方は1か月に100万円もの文通費をもらい、早々と先月末には平均310万円というボーナスをもらっている(政治家の待遇だけは「超先進国」だ)というのに・・・。