あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

ヒトデの成分

近頃の次男との話はたいてい政治のこと世の中のことで、どうしても多くの自分の頭で考えようとしない人たちを嘆くところに行きつきがちだ。でも、今回言葉の話から思いがけない話題が出て印象に残った。

 

それは息子が聞いたラジオの話題なのだが、ヒトデを乾燥させて粉にしたものが、害獣駆除に非常に効果があるのだそうだ。獣だけでなく、鳥でも虫でもおよそ一般に忌避される生き物全般に効果があるらしい。

 

そのことを紹介していたその番組で、パーソナリティーだろうか、話し手がヒトデを粉にしたものを「巻く」と言うので、息子はその商品はどういう状態のものなのだろうと頭をひねったそうだ。そうして、どうやらその話し手は「撒く」ことを「巻く」と平板に発音する癖らしいと分かったと言う。

 

息子たちが子供だった頃、「おやつに何が食べたい?」という私の問いに、「〇〇でいい」答えると、私は「で、いいの?じゃあ、本当は何が食べたいの?」と重ねて聞くのが常だった。そんな面倒くさい母親の影響か、次男も結構言葉には引っかかってしまうようだ。

 

そんな訳でアクセントのことで出た話題だったのだけれど、ヒトデを粉にしたものが害獣駆除に効果が高いと言うのは私は初耳で、非常に印象に残った。ちょうどこのところ数回にわたってmosgreenさんが、トウモロコシを狙うハクビシンとの闘いのことを書いていらっしゃるのを思い出し、このことはご存じだろうかなどと考えた。

mosgreen3111.hatenablog.com

 

ネットで「ヒトデ 害獣駆除」などと検索すると、すでに複数の商品が販売されているようで様々なものがヒットする。しかし、かなり効き目は良さそうだが、自然由来のものであるからか、お値段もなかなかのようである。

 

それから私と息子は、そんなに嫌われるヒトデは孤独なのだろうかとか、海の中にいる限りはその忌避成分が働かないのだろうかなどと話したのだけれど、何にしても、お星さまのような可愛い形をしていながら、食用になるどころか漁業被害さえもたらす悪者のイメージが濃かったヒトデが、そんなことで人間の役に立っているとは全く知らなかった。世間ではすでによく知られたことなのだろうか。

 

 

比較的かわいいヒトデの画像(Gigazinさんのサイトからお借りしたが、かわいい画像に似ず記事の内容は、ヒトデの兄弟は幼い時から互いを共食いするという、穏やかではない話だ)。