あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

通い合う心『ナビレラーそれでも蝶は舞う』

ここのところ『ナビレラーそれでも蝶は舞うー』に夢中だった。見始めたら止まらない感じで、60分前後の12話を数日で見てしまった。ネットフリックスで視聴。

 

それぞれにいろいろな悩みや問題を抱えた人々が、一人の年齢に似合わない夢を持ったおじいさんの影響で、少しずつ変化していく。ものすごく悪い人もいなければ、主役万歳でもない。まあ、主役のおじいさんドクチュルはバレエにかける情熱において、そしてもう1人の主役であるバレエダンサーの青年チェロクはバレエの才能において、少々人並み外れて恵まれてはいるけれど。

 

郵便配達員を定年退職したドクチュルは、長年の友人を亡くして傷心だった。その葬儀の帰りに当てもなく歩くうちあるバレエスタジオの前を通りかかり、そこで踊るチェロクの美しさに感動し、自分の子供の頃のバレエへの憧れを思い出す。

 

チェロク以外弟子を取らないというそのスタジオの講師スンジュに、ドクチュルは何とか教えてほしいと頼み込み、スランプに陥っているらしいチェロクの刺激になればとの気持ちでスンジュはドクチュルの頼みを受け入れる。師に命令されて、チェロクは70歳の初心者ダンサーの指導をしぶしぶ引き受けることになる・・・。

 

寄り添ってくれる人の存在、信じ励ましてくれる人の存在の大切さを描くストーリーも素晴らしいが、何と言ってもチェロクの踊っている姿の神々しいまでの美しさがこの作品の最高の魅力だ。ドクチュルならずとも、ドラマの冒頭でスタジオの窓越しに見る彼のバレエに魅了されてしまう。

 

演じているソン・ガンはこの役のために半年ほどバレエのレッスンを受けたそうだが、おそらく相当な努力をしたことと思う。もちろん、吹替部分などもあるかもしれないが、それにしても感動的な美しさのバレエシーンだ。

 

 

家族の縁が薄く孤独な青年チェロクと、濃い家族関係の中に暮らすドクチュル。

 

youtu.be

感動のバレエシーン

 

 

今日は友人の誘いで市議会の委員会の傍聴に。朝9時前に家を出て、たった今(5時前)帰って来た。内容はまた後日。