あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

どこで誰に見られても・・・

豊橋市国際交流協会が主催するインターナショナルフェスティバルが、今年も11月12日に開催される。今日はその第二回の会議があって協会まで出かけた。めったに街まで出ない私が、珍しく今週は2度も協会に足を運ぶ。

 

今月は毎週火曜日に日本語ボランティアのスキルアップ講座(通常は初心者向けのみ)が協会で開催されていて、経験だけはあってもきちんと日本語の教え方の教育を受けたことのない私は、今回良いチャンスと思い参加している。

 

1時間の会議を終え出口に向かっていると、「〇〇さんですよね。日本語教室をなさっているんですね。どこで・・・」と40代くらいの男性に声を掛けられた。私のほうはどこかでお見かけしているかなとは思うものの、まるでどなたか分からない。元々あまり人の顔を覚える方ではなかったが、近頃では歳のせいもあるのかさっぱりだ。でもなんだか申し訳なくてどなたか伺わないまま話してしまった。

 

ところで話は飛ぶが、こんな私なので、公文の教室をしていた頃、子供の顔と名前が覚えられるか心配だった。特に「体験学習」の期間には一度に大勢の子供が来室する。けれども、案ずるより産むがやすし。10年間かなりの数の子供と接したが、どの子もみんな一回で覚えた(一度だけこの体験学習に一卵性双生児が来たことがあって、その子たちだけは見分けがつかないまま2週間が終わった)。真剣になればできるものだと実感。

 

さて、そんな訳で、誰も知る人などいるはずもない社会のほんの片隅の婆であるが、突然こうして声を掛けられるなんてこともある。どこで誰が見ているか分からないものだとつくづく思った。気の抜けた顔やだらけた姿をしていられないと、改めて気を引き締めた次第。