あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

まともな人を当選させなきゃね

財務副大臣が悪質な税金滞納を繰り返していたニュースにも呆れるが、少し前石川県で任期の終わった議員から返却されるはずの議員バッジがほとんど返却されず、県では議員バッジを貸与から供与に変更することにしたというニュースを耳にした時にも呆れてしまった。

 

貸与を受けていたものを返却しなかったら、それは罪にはならないのだろうか。仕方ないなあと貸与側が譲歩して、供与に変更して済ませて良いのだろうか・・・と、私の腹の虫は少々収まらなかった。しかも県によって違いはあるが、1個3万円から高いものは5万円以上もする。金が高騰している現在ならもっと価値はあるかも知れない。

 

調べてみると、この問題は石川県だけでなく、福井県もヒットした。北陸地方の局地的傾向か?と思ったが、神奈川や山梨の事例もヒットした。あちこちにあることらしい。

 

熊本県では、過去44年間で返却したのは県議を2期務めた山本伸裕氏ただ1人だという記事が見つかった。ただされると「貸与とは知らなかった」と言う人が多いようだが、この山本氏は、「初当選時事務局から貸与ですと説明を受けて渡されたので、資格を失ったら返さなければと思っていました」と話している。

 

44年間、熊本県議の定数は現在49とのことなので、もっと少ない時があったり何期も務める人がいたりしたとしても、何百とか千を超えるかという数の中でたった1人しか規定通り返却していない!

 

ずっと、ずっと、ずう~~~っと、私たちはこうした何万円もする議員バッジを着服してしまう人や、人並み以上の報酬を得ながら、故意に税金を滞納してはばからない人などを選挙で当選させてきてしまったのだ。金銭的なことだけでなく、人権や差別意識なども考えれば、いま地方や国の上層部にいる人の果たしてどれほどが「まとも」だろうか。

 

こうした人ばかりが権力を手にしているために、国中で税金の無駄遣いが起きている。長期的な視野で地方や国の行く末を考える人などないに等しく、ただ「今だけ、金だけ、自分だけ」という欲得の算段で物事を決める。

 

以前は、それでもいちおう恥は知っていたのかコソコソとやっていたものが、国葬になった某元首相あたりから恥も外聞もなく平然とという嘆かわしい有様になってしまった。そこには、同じ穴のムジナであるマスコミの責任も大いにあると感じている。

 

常識をわきまえた「まとも」な候補者すらなかなかいない現状になってしまっているかもしれないが、それでもとにかく私たちは、「1ミリでも、よりましな」候補を選んで投票しなければならない。よりましな社会にするため、文句があっても投票行動で示すことのできない子供たちのためにも!

 

 

呆れて開いた口が塞がらない・・・。 (ミャオさんのTwitter画像を拝借しました)