朝起きて、その日の服装を考える。夏と冬は前日に考えておくこともできるが、あいだの季節はその日起きて天候を感じてから決める。服装が決まると、それに合わせたアクセサリーが決まり、メイクの色味も決まる。
この何年かメイクは、今の自分にいちばんしっくりすると思う一種類になってしまい、服装のカラーによって変えることはなくなった。コロナ以降、ファンデーションもめったに使わなくなり、実に簡便になってしまった。
制服から解放されて自分の選択で身を整えるようになってから、ずっとこうしてきた。子育て中も、Uターンの伴侶に同行し舅姑と同居するようになっても(婚家の時代錯誤とも思える厳しい家風に一時期委縮した期間はあれど、徐々に自分の習慣を貫いた)。
これは出かける出かけないとか、人に会う会わないにかかわりなく、私にとって毎日当たり前にすること。服装を考えることも簡単なメイクも、自分が気持ちよく過ごすために大切なことだから。これができなくなったら、私の耄碌がだいぶ進んだということだろうが、その時にはきっと、その自覚はもうできないのだろう。
子供が生まれてからは、子供のその日の服装を考える楽しみも増えた。ソックスや靴までコーディネートするのがとても楽しかった。そのうえ子供は何を着せても可愛い。親バカかもしれないけれど・・・。
青森に転居してからは、36か月を過ぎて子供服の種類が減る(今はそうでもないかも知れないが)時期と、収入減や環境の変化も重なって、残念ながらあまり子供の服装に凝ってはいられなくなってしまった。
先日街で衝動買いしたビビッドカラーのソックス。ブルーグレーのワンピースに青いソックスを合わせてみたところ、ウオーキング時に元気が出てシャカシャカと歩けた。ネット上の青系の色名のサイトで見ると、「サイネリア」というのが一番近いかなと思うが、外に出て太陽の光が当たるといっそう明るくなり、足元を見ると楽しくなってしまう。ビビッドカラーの効果を実感した。
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若い頃よりも似合うものは少なくなってしまったけれど、そんな中でも、自分が気持ちよくなれるもの、元気になれるものを身につけて、なるべく明るく機嫌よく暮らしていきたい。
90代になっても可愛いワンピース姿のターシャ・テューダー (みけらんのベルエポックファッションと政治ネタさんのサイトよりお借りしました)