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蓮舫さん応援のため東京にスタンディングに行きたい気分だ!

大雨予報の中バス旅行

大分前から週間天気予報で雨の予報だった。けれどもまさか大雨で、学校からもじゃんじゃん「ほっとメール」の入るような状況になるなんて・・・。

 

自然災害で旅館などが被害を受け、大変な思いをした旅行者をニュースなどで見かけると、どうしてそんな天候の悪い日に無理に旅行に行くのかしらと思ったりしたが、「こういうことなのね」と納得。うちの老人会(校区内の3つの老人会の共催の企画、うちの会は一番小さい)では今回3人だけの参加だ。やめるわけにはいかない。

 

昨年大雨で児童生徒の下校に支障が出て以来、小学校も中学校も天気予報に大変敏感になって、子供たちの下校時間を早めるなどの対応をするようになった。昨日も下校時刻あたりには雨が激しくなりそうだというので、繰り上げて1時に下校させるとの連絡だった。それで、バスの中で今週の見守り当番さんにその旨を連絡した。

 

私たちの目的地は、まず花博2024を開催中の浜名湖フラワーパーク。見頃は過ぎたけれどまだまだきれいな薔薇、見頃になりかかっている花菖蒲・紫陽花などが迎えてくれた。花菖蒲や紫陽花は雨に濡れている風情も良いものだ。負け惜しみでなく。

 

一番驚いたのは中央の水色の胡蝶蘭。こんな色、初めて見た!

 

花の後は団子というわけで、グルメパークで昼食。そしてうなぎパイで有名な春華堂が、2021年春に新しく設けたお店スイーツバンクへ。お隣の信用金庫も同じデザインの建物で統一されていて、「ばえ」で話題になり新しい観光名所になることを狙った感じの施設で、トイレまで凝りに凝っていた。

 

これはサイトから借りた画像なので青空。右が春華堂のビルで左は信金さん。屋上の新聞が非常にリアルだった。

 

昨日は焼き菓子のみ販売の日だったが、春華堂さんは洋菓子も和菓子も製造、お洒落な製品がいっぱいあって、うなぎパイしか作っていないものと思っていた私たちはびっくり。

美しい上生菓子。1個540円なり。

 

団子の後は再び花、ということで浜松楽器博物館へ。西洋・東洋の古代からのさまざまな楽器が展示されている。アジアには非常に大掛かりな楽器が多く、またどんな音が出るのだろうと好奇心をかき立てるものがたくさんあって「手を触れないでください」の注意に抗いたくなる気持ちを抑えるのが大変だった。

 

ピアノが二つくっついた「二重奏用のピアノ」というものが展示されていて、ちょうど生演奏の時間で聴くことができた。演奏者が向かい合って弾いているが、弦はどうなっているのだろう。あとで近くに行って見ると、こうなっていた。

上と下になって交差している。

 

このあと浜松凧の「まつり会館」に行った。私は一か所でゆっくりしたい人間なので、団体バス旅行のこのせわしなさが苦手で、こんなにいろいろ詰め込まなければいいのにと思うのだが、何か所も見ないと一般には人気がないのだろうか。

 

凧は省いてももっと楽器を見たかったと思ったのだが、浜松の凧の祭りは夜には屋台も出るそうで、その屋台がまた実に見事なもので、ここも大変見ごたえがあった。百聞は一見に如かずをしみじみ実感した。

 

 

幸いにも見物する間はたいして傘も必要としない程度で済んだのだが、豊橋に帰り着くと大変な風雨で、近所のレストランの前でバスを降り家までの、最後のほんの200歩ほどでびしょ濡れになってしまった。それでもめったに出かけない私にとって、半ば義務感で参加したバス旅行だけれど、それなりに楽しい一日だった。