あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

牛丼はぎゅうどんで豚丼は・・・

この間、創造大学の学食で「辛味噌豚丼」を頼むとき、「ぶたどん」なのか「とんどん」なのかと迷った。目の前のメニューチラシに「BUTADON」とローマ字であったので、そうか「ぶたどん」かと安心して頼んだ。結局売り切れで食べられなかったけれど。

 

でも牛丼は「うしどん」じゃないのに、なぜ豚丼は「ぶたどん」なのだろう。不思議だ。ネット情報によれば、もともと北海道には昭和の初めころからあった料理らしいが、2003年のBSE問題で牛丼チェーン店が代替メニューとして売り出し「ぶたどん」としたらしい。しかし、すき家は「とんどん」と呼ぶとのことなので、注文時どっちでも間違いではなかったようだ。

 

そういえば、豚汁も時々迷う。「ぶたじる」か「とんじる」か。これまたネット情報によれば「ぶたじる」派が78%で「とんじる」派が15%だそうで、圧倒的に「ぶたじる」に軍配が上がる。丼と違って汁は「しる」が訓読みなので、その点から言っても「ぶたじる」が自然かもしれない。

 

・・・と思ったが、上記の「ぶたじる」78%というのは西日本新聞さんのサイトの情報で、同じネット情報でもWikipediaによれば、全国の68.5%の人が「とんじる」と呼称するとある。まるで正反対と言ってもいい。西日本新聞の調査は2023年でWikipediaの情報は2014年とある。たった9年でこんな逆転現象が起きるとも思えない。

 

もしかしたら西日本では「ぶたじる」呼びが多いのかも知れないと思い分布図を探してみた。これはJ-CASTニュースさんのサイトの画像だが、他のサイトもほぼ似た結果で、格別西日本が「ぶたじる」派が多いということでもないようだ。はて、78%という数字はどこから来たのだろうという気がする。

 

豚丼はスッキリ解決したが、さて豚汁はなんと呼ぼう・・・。