あとは野となれ山となれ

蓮舫さん応援のため東京にスタンディングに行きたい気分だ!

小さきものはみなうつくし

ドラマ『柚木さんちの四兄弟』の四男岳(がくと)くんが可愛くてたまらないのだけれど、この岳くんを演じている子役の永瀬矢紘くんは、『虎と翼』で寅子の弟直明の子供時代を演じていたらしい。今はこの岳くんの可愛らしさに惹かれてこのドラマを見ているようなものだと言うのに、その『虎と翼』の時は覚えていない。人の記憶なんてものは・・・と言うより、私の近頃の記憶力は本当にいい加減なもので嘆かわしい。

 

以前見ていた『コタローは一人暮らし』でも主人公のコタローくんがとても可愛かったのだが、コタローくんはテレビアニメの「とのさまん」に憧れて昔の武士のようなしゃべり方をする設定だった。

 

その口調が可愛らしさをより強調しているように感じたのだが、『柚木さん・・・』の岳くんもなぜか古風なしゃべり方をする。向かいのおうちの虎次郎(こじろう)おじいちゃん(イッセー尾形)が親友で、いつも一緒に時代劇のDVDを見ている影響だろうか。どうも私は小さな男の子が武士のような古風なしゃべり方をするのに弱いのかも知れない。

 

ところでこの難しい言い回しの多い岳くんを健気に演じている子役の永瀬くんは、『監察医朝顔』で上野樹里さんの娘つぐみちゃんを演じた子役さんの弟さんだというから、姉弟そろって名子役さんだ。小さな時から芸能界という特殊な環境にさらされるのはどういうものなのだろうと思いつつも、『禁じられた遊び』の昔から、小さな子供の演じる魅力には抗いがたいものがあるようで、ついつい引き付けられてしまう。

 

今日は地区の小学校で、民生児童委員と保護司そして学校の懇談会があった。その場で登校しぶりの児童や、ネグレクトというわけではないようだが臭いが強い状態の児童、妹の世話が負担になっていそうな児童などの話が出た。

 

『柚木さん・・・』の四兄弟の家庭も、事故で両親を亡くしたという設定で、今週は父親が病気になった影響で母親も仕事を増やし、そのため寂しい思いをする級友なども登場している。どんな事情があるにせよ、子供は安心して子供時代を楽しめる社会であって欲しいと願う。まして子供時代を満喫することもなく、短い人生を終える子供がこの現代の同じ地球上に存在することの悲しさは、なんとかならないものだろうか。

 

 

 

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