毎月のジパング倶楽部からの会報が届いた。こんな時期なのに、まったくいつも通りであることに少々違和感を持った。
こんな写真や
こんな写真を見たら、
特別旅行好きでもない私でも、ウズウズしてしまう。まして普段旅行三昧だった人なら、「ああ、気晴らしにどっか行きたい!乗り物も宿もガラガラだろうし、私たちだけくらいいいよね?」という、どこぞの奥様のような気持になってしまわないだろうか。
企画や編集の都合があるのだから、内容がいつも通りになってしまったのは仕方ないかもしれないが、せめて「こんな状況なので、コロナ禍の終息した暁の計画に役立てるにとどめ、緊急事態下のご旅行はお控えください」くらいの注意を印刷したプリント1枚同封する配慮があっても良かったのではないだろうか。
目次ページの下欄にごく小さな注意書き。それも、新型の感染症の影響で、内容が変更になっている可能性があるので、お出かけの際は事前にご確認くださいというものだ。旅行を控えるようにという呼びかけはないし、まして会の性質上見るのはみな高齢者なのに、いかにも形だけのこんな小さな表示。
営業自粛しないパチンコ店の名前を公表している時世に、いくら営利企業の広報誌とはいえ、ちょっと興ざめな思いがした。それでも、いつか東京のデモや集会に参加するためにも、会員の更新はするつもりではあるけれど。
この危機さえ収まれば、特別な経済対策など打たなくても、みんなどっとレジャーに、外食にと繰り出すに違いない。
命があり、生活が破綻していなければ!