前回は興ざめな言葉だったけれど、今度は呆れた言葉。
ネット上で目にしたタイトルが本当にあった事とは思えず、クリックして読んだ。おじさんたちの私的な飲酒の席での発言でも人品を疑うが、なんと大学で開催される社会人向けのマーケティング講座での言葉だと言う。
この講座は、29回で受講料が38万5000円だそうだ。1回1万円以上の講座でこのような講師の話を聞かされた受講者はどんな気分だったろう。SNSに嘆きの投稿をしたくなるのもうなづける気がする。
講師の吉野家取締役が、自社のマーケティング戦略の「男に高い飯をおごってもらうようになれば食べないから、田舎から出てきて右も左も分からないうちに牛丼中毒にする」ということのたとえとして使った言葉らしい。信じられないような「生娘シャブ漬け」という下品な言葉を抜きにしても、この講師の若い女性のとらえ方には嫌悪感を感じてしまう。
そもそも政界と同じく財界も「マッチョ」な体質だと思っていたし、一時期、就職には体育会系が圧倒的に有利とも聞いていたが、さすがにこうした場でこのような不用意な発言ができてしまう人が、取締役にまでなれてしまう企業というものに驚き呆れた。
さすがジェンダー指数156か国中120位、先進国(本当にこの国は先進国のくくりに入れていいのか?)最下位の国だ。
おじさんぽいからって、こんな下品発言のおじさんと一緒にされるのは勘弁ニャッ!
(「ねこのきもち」さんのサイトから)