あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

コロナにも少しだけいいことも・・・

昨年暮れに中国から始まった新型コロナウイルス禍、いまや世界中を混乱に陥らせているが、今日ちょっとだけこの厄災がもたらした良いニュースを目にした。

 

natgeo.nikkeibp.co.jp

 

このところ野生生物や環境への関心の高まりや、動物愛護の意識の高まりから、リアルファーを身につけることがむしろ格好悪いという価値観が広がりつつある。それでも、まだまだ毛皮産業は世界中に数多く残っている。

 

そんななか、オランダで、毛皮用に飼育されているミンクの新型コロナウイルス感染率が高く、ミンク農場の従業員2人がミンクから感染した可能性もあることから、オランダ政府が2024年にミンク産業を終了するという既存の計画を早めそうだというのだ。

 

すでに、ベルギー、ブリュッセルに拠点を置く毛皮動物農場、毛皮メーカーの業界団体「ファー・ヨーロッパ」によって、新型コロナウイルスの拡大を抑制するため、6月5日以降、オランダで飼育されていたミンク80万匹のうち60万匹近くが一酸化炭素ガスで殺処分されたとも書かれている。一酸化炭素ガスでということは、ミンクたちは眠るように天国に行けたのだろうか・・・。

 

ナショジオのこのサイトを見ると、世界にはまだ相当の毛皮産業があるようで、地球上から人間のこうした毛皮売買の行為が完全に消滅するには時間がかかりそうだ。コツメカワウソやラッコを「かわいい!」と愛玩する一方で、それに似たミンクの皮をはいで喜んで身にまとう。まったく人間は罪深い。

 

 

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こちらコツメカワウソ(画像はネット上からお借りしました)

 

中国や東南アジアの、生きた動物を食品市場で売り買いする習慣は変わるだろうか?