3年前の秋のドラマ『この声をきみに』。群読の素晴らしさに感動し、以前のブログで紹介した。
中心となる舞台の朗読教室が、インテリアも落ち着いていてくつろげる素敵な家だ。録画して観ていたので全話保存しておけばよかったのだけれど、始めの3話ほどは見ては消去してしまっていた。残した分については何度も見返したりしたが、第一回の谷川俊太郎さんの詩「生きる」や、第二回の童話「ふたりはともだち」、第三回の「雨ニモマケズ」などもどうしても見返したくて、とうとうDVDを買ってしまった。
連続ドラマのDVDは『すいか』に次いで2つ目だ。『すいか』も物語の中心となった舞台のアパートがレトロで素敵だし、女性たちのファッション(とりわけともさかりえさんの古着などを取り入れたファッションが素敵)を見るのも楽しみで、ストーリーの良さとともに、何度見ても楽しい。
今度の『この声をきみに』も、ストーリーとともにインテリアも楽しめ、そして毎回素晴らしい朗読や群読を味わえ、末永く楽しめそうだ。
届くとすぐにまず第一話を鑑賞した。またまた「生きる」の群読にふるえた。仕事も家庭もうまくいかず打ちのめされていた主人公が、朗読教室でみんなのこの群読を耳にして、「心のぽっかり」がその瞬間埋められた気がして人生を変えていくきっかけになるのだけれど、そうなるだけの力を感じさせる俳優たちの群読と美しい映像の素晴らしいシーンだった。
実際の映像はもっとステキ!