あとは野となれ山となれ

たいせつなものは目に見えないんだよ

恒例の赤い羽根街頭募金

今年も民生委員として恒例の赤い羽根街頭募金がやってきた。私の地区は今日が当番の日だった。以前は地区から6人が参加して2か所に分かれたが、毎年集まる金額も減少しているからか規模縮小の方針になったらしく、今年は4人の参加で、1か所を担当した。

 

本駅ではなく、豊橋鉄道渥美線新豊橋駅の改札出口前に立った。15分おきに電車が到着するとある程度まとまった人が通るけれど、毎年のことながら、本駅で乗り換える人や、そうでなくても目的地に急ぐ人、無関心な人が多く、2、30人に1人が反応してくれるかどうかといったところだ。

 

そんな中、違う方向から来て改札に向かい、私たちに気づいてわざわざ戻る格好になるのに募金してくれた若い男の子がいて、感激して、どんなご家庭に育ったのだろうなどと想像してしまった。

 

ご夫婦と思われる高齢の男女が「2人分・・・」と私と隣に立つメンバーの募金箱とにそれぞれ硬貨を入れてくれて、「ご苦労様です」とねぎらいの言葉まで下さったのにも感激した。募金せずに通り過ぎる人の中にも、軽く頭を下げるようにして行く人もいる。私自身も街頭募金が苦手な人間なので、なんだか気持ちは分かる気がする。

 

ちょっと早いお昼を食べて11時過ぎに家を出て、12時から2時間立って、次の担当地区の方たちに引き継いで終了した。今年は手指の消毒液という、今までにはなかったアイテムが加わった。

 

3年前の同じ10月3日に行ったときは、メンバーの一人が熱中症になりかけるほどの暑い日だったが、今日は日焼けの心配も不要な曇天で、気温も快適で恵まれていた。

 

yonnbaba.hatenablog.com

 

赤い羽根や歳末助け合いなど募金活動をするたびに思うことだが、今年もやはり同じことを思った。「お茶代」としていただく手当より、募金箱に集まった募金のほうがはるかに少ない。この形の活動をやめて、かかっている経費分を全て募金に回した方がより多くの寄付ができそうに思われてならない。

 

こういう奉仕の姿勢こそが大事だと思うのであれば、以前白魔女さんがコメント欄で仰ったように、募金のしるしを、せめてもう少し積極的に欲しくなるデザインのものに工夫するとかできないものだろうか。今日も何人かの方は赤い羽根を辞退なさった。

 

 

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一般向けの赤い羽根と委員用のピンバッジ。委員はこのバッジのために?1人1000円払う(強制募金)。もう何個もたまっているが、これも業者が喜んでいるだけだろう。