あとは野となれ山となれ

たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

いつの間にかするりと・・・

先週土曜日の『報道特集』で取り上げていた、統一教会が力を入れている「家庭教育援助条例」なるものが、知らぬ間に、私の住む豊橋市でも制定されていた。2017年と言えば、私も結構熱心にスタンディングの活動に取り組んでいた頃だが、こんな地方行政の動きは全く知らずにいた。

 

当時この条例案に反対してくれたのは共産党市議の3人の他にもう1人の4名のみ。その中の共産党の市議さんも、その頃にはこの案件に統一教会が絡んでいるとは全く知らなかったそうだが、現在は引退している自民党市議が中心になって進めたとグループLINEで情報を下さった。

 

その人物を検索すると、本人のホームページの自己紹介文に『日本の歴史と伝統に基づいた国づくりをしようと、大学サークルを結成。「元号法制化」運動など全国20大学以上の仲間たちと共に様々な運動を全国展開しました』と、「いかにも」なくだりがあり、「日本会議の活動に参画した」ことははっきりと書いている。

 

豊橋市は全国で12番目にこの条例が制定されたとのことで、思いがけなく足元がすでに統一教会に侵食されていたことに驚いている。

 

それにしても、いまだにだれも責任を取るでもなく、具体的な今後の方策が打ち出されるでもなく、問題の団体との関係にも「濃淡」があるというその濃さが相当な人物たちものうのうと権力の座に座り続けている。この破廉恥な人々は、どこまで証拠を積み上げれば自分たちの罪を認めるのだろうか。

 

人々がのほほんと暮らしている間に、奸智の輩はするりとこの社会に入り込み、増殖し、この国の富を吸い上げて仲間内に流し、この国は貧しくなり、ぎすぎすと自己責任を叫んで弱い者同士がののしり合うような世の中になってしまった。

 

まだまだNHKや一部の大手マスコミが政府広報の姿勢を崩そうとせず、この惨状に気付いていない人も多いことだろうが、なんとか早く目を覚まし、一人ひとりがちゃんと考えないといけない。私たちは崖っぷちにいる。

 

 

「ほのぼの」さんのサイトより