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たいせつなことは目には見えないんだよ・・・

4年ぶりの施設見学は消防署

ブログに書こうと思うことというのは、ないときには何日もないのに、ある時は書ききれないほどあるものだ。まだ蒲郡旅行の二日目を書いていないのだけれど、昨日は地区の民生委員会で4年ぶりの施設見学を行い消防署に行ってきたので、今日はそちらを紹介しようと思う。

 

今回訪問した豊橋市中消防署は裁判所や合同庁舎の向かい側にあり、豊橋の中心部を管掌する場所にある。そのため日本中でも10台に満たない54メートルという最高の高さのはしご車が、この中消防署に配置されている。

 

車体に描かれた、愛称レッドジラフ54のマーク。

 

仲間の一人がこのはしご車に乗り込む。私も乗ってみたかったが、めまいが収まっていないこともあり自重した。

 

はしごを伸ばす前に、4本の足を出して踏ん張ります。

 

 

いよいよ上がり始め・・・

 

希望すれば途中で止めてもらえるのだが、勇敢な彼女は最高の54メートルまで!

 

彼女のスマホがとらえた地上の様子(たぶんこれはまだ途中の高さ)。

 

いつの間にか可愛い見学者が加わっていた。

 

はしご車の次に驚いたのがこの拠点機能形成車。大規模な災害に駆け付けた時に、この車が救助作業の拠点になる。

 

この写真に写っている会議室はこの車両の内部!大型エアーテント(1張20名収容可能)、シャワー、トイレ、50人分の簡易ベット、調理機器等を備えているという。今まで御嶽山噴火災害時と西日本の7月豪雨災害時に出動したそうだ。

 

この他タンク車(水量1.5トン)、水槽車(水量10トン)、全体の指揮を執るための機能を持った指揮車や救急隊員が水に潜って活動するための装備を持った潜水車などを見せていただいた。

 

タンク車や水槽車の水で消化しきれないと、近くにある消火栓にホースをつないで水を取ることになるのだけれど、その時そこに駐車車両があると消火栓が使えないということになるので、絶対にそういう駐車をしないでほしいと言われた。

 

またはしご車が出動した場合も、4本の足を出して踏ん張らないと作業できないため、駐車車両があるとしっかりスペースを確保できず働けないことになるということも話された。ちょっとぐらい・・・という気持ちが、大変な結果を招くということを想像したいものだと思った。

 

このあと119番通報の入る消防指令センターを見せていただいたのだが、私たちが見学している間にも次々と電話がかかってきていた。先日の大雨のようなときは無理になってしまうが、1本の電話に対して基本的に2人で対応する(1人は電話を聞き、もう1人はそれをもとに必要な指令をどんどん出していく)という話にも驚いた。消防署の方たちは一刻も早く駆けつけるために、最大の努力をしてくださっているのだと改めて痛感。

 

先日次男が来た時に、横断歩道をゾロゾロ渡る人並みが途切れず、救急車と消防自動車がその横断歩道の所で動けなくなっているという衝撃的な動画を見せられ呆れたが、今日の消防署見学で、こうした救急隊員の方々の努力を無にする愚かな群衆に、また新たな怒りがわく思いがした。

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これまでの施設見学:

今年の施設見学は「授産所ふくふく」さん - よんばば つれづれ

 

児童養護施設を見学 - よんばば つれづれ

 

あいさつ運動、会議、多機能型事業所見学 - よんばば つれづれ